PRISMOID

PRISMOID（プリズモイド）とは

PRISMOID（プリズモイド）は、京セラが製造し、KDDIおよび沖縄セルラー電話が展開するauブランドから発売されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。型番はKYX03で、「過去の人々が想像していた未来」をコンセプトに、auの「iida（イーダ）」ブランドの第5弾として企画されました。プロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインを担当しており、その独特な形状が特徴です。

デザインコンセプト

「PRISMOID」という名称は、角錐台を意味しています。この形状は、過去に人々が思い描いた未来のデザインを具現化したものであり、斬新でありながらどこか懐かしさを感じさせるデザインとなっています。深澤直人氏による洗練されたデザインは、多くのユーザーから支持を集めました。

歴史

2009年9月9日: KDDIより公式発表。
2009年12月1日: 全国一斉発売。
2010年6月1日: プリペイド専用端末としての提供開始。
2010年12月: 販売終了（プリペイド用含む）。
2012年7月22日: L800MHz帯エリアでの音声・通信サービスの停波に伴い、N800MHz帯および2GHz帯での利用に移行。

PRISMOIDは、約1年という短い販売期間でしたが、その独特なデザインとコンセプトで、多くのユーザーに印象を残しました。

主な機能と対応サービス

PRISMOIDには、以下のような機能やサービスが搭載されていました。

とじるとロック: 端末を閉じると自動的にロックがかかる機能。
ピクトインフォメーション: ピクトグラムで情報をお知らせする機能。

これらの機能は、シンプルでありながらも使いやすさを追求したもので、日常的な利用を快適にするものでした。

関連機種

PRISMOIDは、iidaブランドの一環として発売されたため、他のiidaシリーズの端末との関連性が深く、デザインやコンセプトを共有する部分があります。

neon（W42T）: iidaブランドの初期モデル。
ベルトのついたケータイ NS01（KYX01）: 同じく京セラが製造したiidaブランドの端末。
ケースのようなケータイ NS02（PTX01）: iidaブランドの端末で、異なるデザインアプローチ。
misora（KYX02）: PRISMOIDの前モデルにあたるiidaブランドの端末。
lotta（KYX04）: PRISMOIDの後モデルにあたるiidaブランドの端末。

これらの機種も、iidaブランド特有のデザインやコンセプトを体現しています。

iidaブランドについて

iidaブランドは、KDDIが展開するデザインに特化したブランドであり、従来の携帯電話のイメージを覆す斬新なデザインやコンセプトを打ち出しました。PRISMOIDもその一つであり、デザインだけでなく、機能面でも先進的なアプローチがなされました。

外部リンク

* iida「PRISMOID」

まとめ

PRISMOIDは、その独特なデザインとコンセプトで、過去の未来像を現代に蘇らせたような携帯電話でした。短い販売期間ではありましたが、多くの人々に強烈な印象を与え、iidaブランドの歴史においても重要な位置を占めるモデルの一つと言えるでしょう。

もう一度検索