Prism (少年隊のアルバム)

アルバム『Prism』の概要

『Prism』（プリズム）は、少年隊が1999年1月27日にリリースした6枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、レコード会社移籍後初のオリジナル作品であり、特に注目されます。少年隊は多くのヒット曲を持つグループですが、本作には前年のシングル2曲や舞台『PLAYZONE'97 RHYTHM II』のリード曲も含まれています。さらに、各メンバーによるソロナンバーも2曲ずつ収録されており、全13曲のバラエティに富んだ内容となっています。

アルバムの背景

『Prism』が発売された1999年は、少年隊にとって新たな挑戦の年でした。このアルバムの制作は、メンバーが新しい環境でどのように音楽を表現していくかという一つの試みでもありました。作品の中には、オリジナルな楽曲やカバーも含まれ、グループの幅広い音楽性を感じることができます。また、このアルバムの後、少年隊は数枚のシングルやPLAYZONEのサウンドトラックをリリースするものの、純粋なオリジナルアルバムとしては、『Prism』が最後となりました。2020年には錦織一清、植草克秀の2人がジャニーズ事務所を退所したため、3人編成の少年隊としては最後のオリジナルアルバムとなります。

収録曲について

アルバム『Prism』には、多様なジャンルの曲が収められています。以下はその収録曲の一部です。

• - Act-Show (5:21)

作詞：宮下康仁、作曲：スペクトラム、編曲：中町俊自。1979年リリースのアルバム『SPECTRUM』のカバーです。活力あるオープニングトラックで、聴き手を引き込む力があります。

• - 愛の嵐 - 錦織一清 (4:58)

作詞：錦織一清、作曲・編曲：馬飼野康二。情熱的なラブソングで、彼のボーカルが際立っています。

• - Be COOL - 東山紀之 (4:36)

作詞：松井五郎、作曲・編曲：H∧L。クールな雰囲気の楽曲で、ダンスビートが印象的です。

• - 愛と沈黙 (4:49)

作詞：康珍化、作曲：中西圭三・小西貴雄、編曲：小西貴雄。ドラマティックなメロディが心に響きます。

• - 誘われてEX（エクセレント） (4:39)

作詞：松本一起、作曲・編曲：馬飼野康二。軽快なリズムで、聴く者を楽しませる楽曲です。

• - Gamble Guy (4:51)

作詞：工藤哲雄、作曲・編曲：原一博。サウンドとリリックが絶妙に融合した一曲です。

• - Season of Love - 植草克秀 (5:44)

作詞：陣内大蔵・山中耕作、作曲：陣内大蔵、編曲：秋元直也。感情豊かで、聴くと心が温まります。

• - TOUCH MYSELF - 東山紀之 (4:35)

作詞：米倉利徳、作曲：飯田建彦、編曲：CMJK。スリリングで、聴き応えのあるトラックです。

• - 見れば見るほど… - 錦織一清 (3:52)

作詞：錦織一清、作曲：広瀬香美、編曲：船山基紀。繊細な感情を表現した名曲です。

• - 君に降るMelody - 植草克秀 (5:24)

作詞：とみたきょうこ、作曲：寺田一郎、編曲：安部潤。美しいメロディが印象的です。

• - 湾岸スキーヤー (4:32)

作詞：秋元康、補作詞・作曲：山下達郎・Alan O'Day、編曲：井上鑑。楽しい雰囲気を持つ仕上がりになっています。

まとめ

『Prism』は、少年隊にとってキャリアの重要な一作品であり、グループの音楽性や個々の才能を示す素晴らしいアルバムです。アルバムの各曲は特徴的で、聴く者に多くの感動を与えることでしょう。少年隊のファンのみならず、幅広い音楽ファンにとっても価値ある一盤といえるでしょう。

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