RPG-18

RPG-18は、ソ連で開発された携帯用対戦車擲弾発射器であり、使い捨て式であることが特徴です。「Муха（ムーハ）」とはロシア語で「蝿」を意味します。

概要

RPG-18は、発射時に装填手を必要としないシンプルな構造を持っています。通常は発射筒を縮めた状態で携行し、発射の際に内部管を後方へ引き伸ばして使用します。発射筒は表面保護が施されたアルミニウム合金製で、外部にはイラスト付きの取扱説明が記載されています。

発射筒を一度伸ばした後で発射を中断する必要が生じた場合には、手動の安全装置を作動させます。ただし、一度伸ばした発射筒を再び縮めるには専門的な訓練を受けた者による操作が必要です。

開発の経緯については、ベトナム戦争で鹵獲されたアメリカ製のM72 LAWを参考にしたという説がありますが、確証はありません。

最大射程距離は200mで、弾頭が目標に到達するまで約6秒かかります。飛翔時間が6秒を超えると、安全機構が働き、弾頭は自動的に自爆します。

1972年にソビエト連邦軍に正式採用され、アフガニスタン侵攻などの実戦で使用されました。その後、より高性能なRPG-22によって更新され、1990年代前半に退役しました。

登場作品

ゲーム
ARMA 2

関連項目

対戦車兵器
RPG
RPG-75 - チェコスロバキア製の類似品
69式ロケットランチャー
パンツァーシュレック
パンツァーファウスト
パンツァーファウスト44
パンツァーファウスト3
バズーカ
M72 LAW - アメリカ製の類似品
PIAT
小型武器

外部リンク

Modern Firearms （英語）
http://diversant.h1.ru/guns/ （ロシア語）

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