S!おなじみ操作

S!おなじみ操作は、ソフトバンクモバイル（現ソフトバンク）が提供していた、携帯電話のメニュー画面をカスタマイズできるサービスです。このサービスの特徴は、ソフトバンク以外のキャリアや、かつてボーダフォン時代に発売されていた機種のメニュー画面に、ユーザーが自分の端末のメニュー画面をカスタマイズできる点にありました。

概要

S!おなじみ操作は、単なるメニュー画面のカスタマイズ機能ではなく、他キャリアの端末のメニュー画面を模倣できるという点が画期的でした。これは、携帯電話番号ポータビリティ制度によって、他キャリアからソフトバンクに乗り換えてきたユーザーが、以前使っていた端末の操作感に慣れている場合でも、スムーズにソフトバンクの端末を利用できるようにするための配慮でした。サービスはSoftBank 911SHの発売と同時に開始されました。

しかしながら、このサービスは2009年10月31日をもって新規の提供を終了しています。具体的には、新しい設定ファイルをダウンロードすることができなくなりました。ただし、サービス終了以前に既に設定ファイルをダウンロードしていた端末については、サービス終了後も引き続き利用することが可能でした。

対応機種

S!おなじみ操作に対応していた機種は以下の通りです。

SoftBank 810P
SoftBank 812SH
SoftBank 813SH
SoftBank 911SH
SoftBank 912SH
SoftBank 820P
SoftBank 821P
SoftBank 822P
* SoftBank 823P

これらの機種に加え、上記以降に発売された一部の機種も対応していました。

S!おなじみ操作は、他キャリアからの乗り換えユーザーや、以前の機種の操作感に慣れたユーザーにとって、ソフトバンク端末をより快適に利用するための便利な機能でした。サービスは終了したものの、そのアイデアは、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズ機能の重要性を示唆しています。

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