SoftBank 822P

SoftBank 822Pは、パナソニックが開発したソフトバンクモバイルの第3世代携帯電話（SoftBank 3G）端末です。

デザインと機能

特徴的なのは、その薄さです。わずか8.9mmという薄さを実現したストレートデザインで、同時期に発表された920Pと比較して、ワンセグやFeliCaなどの機能は搭載されていません。また、ミュージック機能も着うたフルのみに対応するなど、機能は比較的シンプルにまとめられています。

カメラは200万画素CMOSを搭載し、外部メモリは2GBまでのmicroSDに対応しています（microSDHCは非対応）。

プリペイド端末としての展開

この端末は、ポストペイド契約者向けとプリペイド契約者向けの両方で提供されています。端末自体の仕様は同じで、使用できる機能はSoftBank 3G USIMカードの種類によって異なります。そのため、3GポストペイドのUSIMカードを装着すれば、Y!ケータイ、S!アプリ、国際ローミング（3G+GSM）などの機能が利用可能です。

プリペイド版の端末価格は大幅に低く設定されていますが、プリモバイルセットとして販売された端末の中では唯一、ACアダプタが別売りとなっています。このため、プリペイド端末としては比較的高価な部類に入ります。後に、ワンセグ対応のSoftBank 821SCがそれを上回り、さらに後にはSoftBank 831Pがオンラインショップ限定で発売され、プリペイド端末として最高価格を更新しました。

パナソニック製の端末としては珍しく、卓上ホルダは用意されていません。

不具合と対応

2008年3月27日には、電源が入らない、充電ができないといった不具合が発表されました。ソフトバンクは、2008年4月10日から、預かり修理または改善品との交換に対応しました。この不具合のため、一時的に販売が停止されましたが、同日より販売は再開されました。

2010年9月14日には、ソフトウェア更新によって以下の不具合が修正されました。

通話中にごくまれに音声が途切れる場合がある。

関連情報

SoftBank 822Pは、以下の端末と関連があります。

ソフトバンクモバイルの端末一覧
SoftBank 810P
SoftBank 820P
SoftBank 821P
SoftBank 830P
プリモバイル - プリペイドセット3号機として、822Pが投入

外部リンク

SoftBank 822P
* 不具合に関してソフトバンクからのお知らせ

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