S003

Cyber-shot™ケータイ S003（サイバーショット エス ゼロゼロサン）は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現：ソニーモバイルコミュニケーションズ）が日本国内向けに開発し、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話から発売されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。製造型番はSO003です。

概要

このモデルは、au向けの「Cyber-shotケータイ」シリーズの第3世代にあたる端末です。外観は前モデルであるS001（SO001）のマイナーチェンジ版のように見えますが、実際にはほぼフルモデルチェンジと言えるほどの大きな変化があります。

カメラ機能は、前モデルと同様に「Exmor」CMOSセンサーを搭載し、画素数は1209万画素に向上しています。スマイルシャッター機能やISO1600相当の高感度撮影も引き続き搭載されており、「おまかせシーン認識」は「おまかせオート撮影モード」へと進化しました。さらに、ストロボには超高輝度LEDとスーパーキャパシタを組み合わせた「PLASMAフラッシュ」が採用され、スペック上は最新のデジタルカメラと同等の性能を誇ります。ただし、S001と同様に光学ズームは搭載されていません。

レンズカバーは前モデルから変更され、チルドダウン式になりました。これにより、キーロック中でもレンズカバーを下げるだけでカメラを起動できるようになりました。ディスプレイも前モデルから変更され、3.2インチのフルワイドVGAタイプのTFT液晶が採用されています。内蔵メモリはS001の70MBから340MBへと大幅に増加しましたが、S001に付属していた1GBのmicroSDカードは付属していません。メモリーカードは、新たに16GBまでのmicroSDHCカードに対応しています（microSDカードについてはS001と同じく、規格最大容量の2GBまで対応）。

S001から引き続き、グローバルパスポートCDMAとグローバルパスポートGSMのデュアルローミングに対応し、新たに同キャリアの2010年夏モデル共通の性能である防水仕様（IPX5/IPX7相当）を備えています。本モデル以降の同社製フィーチャーフォン端末は全機種がKCP+対応端末ですが、マルチプレイウィンドウ機能は省略されています。

沿革

2010年5月17日 - KDDIより発表。
2010年5月19日 - 連邦通信委員会（FCC）を通過。
2010年5月28日 - 北海道・東北・北陸・中国・四国・沖縄地区にて発売。
2010年5月29日 - 関東・九州地区にて発売。
2010年6月4日 - 中部・関西地区にて発売。

主な機能・サービス

（具体的な機能・サービスについては、公式情報をご確認ください。）

不具合

2010年6月30日には、以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われました。

一部のケータイアレンジを設定している状態でカメラを起動、終了し、待受画面に遷移した際にリセットする場合がある。

2011年1月7日には、以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われました。

EZwebで特定サイトにアクセスするとリセットする場合がある。

関連項目

S001 - 先代機種
S006 - 後継機種
サイバーショット
ソニー・エリクソン

脚注

（脚注については、公式情報をご確認ください。）

外部リンク

S003 (Sony Ericsson)
* S003 (au by KDDI) - ウェイバックマシン

もう一度検索