S001

Cyber-shotケータイ S001は、ソニー・エリクソン（現ソニー）がauブランド向けに開発したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。型番はSO001で、Cyber-shotケータイシリーズの第2世代にあたります。

概要

S001は、前モデルのW61Sからカメラ性能が大幅に向上し、当時日本の携帯電話では最高クラスとなる808万画素（約8.1Mピクセル）のカメラを搭載しました。スマイルシャッター機能やISO1600相当の高感度撮影にも対応し、高画質な写真撮影が可能です。ただし、薄型化のため光学ズームは搭載されていません。

また、携帯電話として世界初となる3.3インチのVisualフルワイドVGA（Visual FWVGA）有機ELディスプレイを採用し、高精細で美しい映像を楽しめます。内蔵メモリは約70MBと少なめですが、1GBのmicroSDカードが付属しています。なお、microSDHCカードやメモリースティックマイクロ(M2)には対応していません。

さらに、グローバルパスポートでは初のデュアルローミング（グローバルパスポートCDMAとグローバルパスポートGSM）に対応し、海外での利用も便利になりました。

S001は2009年春モデルとして発売されましたが、その後も2009年秋冬モデル、2010年春モデルと継続してラインナップに含まれ、1年前の機種が再度最新ラインナップに加わるという異例の扱いを受けました。

沿革

2009年1月29日：KDDIより公式発表。
2009年3月19日：全国で一斉発売。
2009年10月30日：新色（ホワイト、ブラウン）が追加発売。
2010年6月：販売終了。
2012年7月22日：旧800MHz帯エリアのサービス停波により、新800MHz帯と2GHz帯エリアでの利用に移行。
2022年3月31日：auの3Gサービス完全終了に伴い、使用不可に。

主な機能・サービス

GSM（海外）モード時には使用できない機能・サービスがあります。

不具合と新機能の追加

S001は、発売後もソフトウェアのアップデートにより、不具合の修正や新機能の追加が行われています。

2009年5月14日：
「おまかせシーン認識」または「スマイルシャッター」設定時に電源がリセットする不具合を修正。
マルチプレイウィンドウでのポップアップ画面の表示変更。
2009年7月24日：
SSLサイトで大きなファイルアップロード時に接続が切断される不具合を修正。
電池残量レベルが正しく表示されない不具合を修正。
2009年9月17日：
文字入力画面で「」を入力すると電源がリセットする不具合を修正。
2010年6月24日：
宅内用小型基地局「auフェムトセル」に対応。

関連項目

SH001：同時期に発表された800万画素CCDカメラ搭載機種。
iida G9：S001をベースに作られた機種。
W61S：S001の先代機種。
S003：S001の後継機種。

外部リンク

S001 (Sony Ericsson)
S001 (au by KDDI)
NEW COLLECTION 2009 SPRING

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