SBIレミット

SBIレミット：国際送金サービスを中核とする金融企業

SBIレミット株式会社は、SBIホールディングス傘下の金融企業であり、国際送金サービスを中核として、第二種資金移動業者、電子決済代行業、銀行代理業を展開しています。本社は東京都文京区大塚に所在。

概要

2010年4月に施行された資金決済法に基づき、資金移動業者として金融庁に登録。同年12月には、1回あたりの送金金額を100万円上限とする少額海外送金業務を開始しました。資金決済法が施行されて間もない時期から事業を開始し、2020年7月には累計取扱額が1兆円を突破するなど、資金移動業者の中でも大手老舗の一角として知られています。

特徴

多様な送金方法: インターネット、ATM、コンビニエンスストアなど、利用者のニーズに合わせた送金手段を提供しています。
受取方法: 銀行口座受取と現金受取の2種類から選択可能。
国際ネットワーク: 東南アジアの主要銀行との提携、MoneyGramとの提携により、世界200以上の国と地域への送金ネットワークを構築しています。
多言語対応: 各国語に対応したカスタマーセンターを保有し、日本語だけでなく母国語でのサポートを提供しています。
技能実習生向けサービス: 2022年10月には、外国人技能実習生向けの銀行サービス「SBIレミットNEOBANK」を開始。技能実習生を監理する監理団体や協同組合との連携を強化しています。
国内向けサービス: 2022年9月のマネータップ社吸収合併に伴い、同社のMoney Tap事業を継承し、国内向けの送金・決済サービスも展開しています。

主なサービス

銀行口座受取: SBIレミットが提携する東南アジアの主要銀行口座で受け取りが可能です。
現金受取: MoneyGram提携店で、受取人が現金を受け取れるサービスです。銀行口座が不要で、最短10分で受け取りが可能です。

利用可能な国：フィリピン、中国、ベトナム、インドネシア、タイ、ミャンマー、カンボジア、ブラジル、ペルー、ネパール、スリランカなど

Money Tap

マネータップ社の吸収合併によりSBIレミットが継承したサービス。

個人向け送金: Money Tapアプリを通じて、個人間の送金を簡単に行えます。
収納代行: スマートフォン決済（PayB）による収納代行サービスを提供。
API口座連携: 接続金融機関とのAPI連携により、様々な金融サービスとの連携を可能にします。

沿革

2010年12月：国際送金サービス開始、ウェブサイトオープン
2011年1月：コンビニ送金サービス開始
2011年11月：フィリピンへの銀行口座あて送金サービス開始
2012年1月：中国への銀行口座あて送金サービス開始
2012年2月：ネパールへの銀行口座あて送金サービス開始
2014年2月：ペルーへの銀行口座あて送金サービス開始
2015年4月：スリランカへの銀行口座あて送金サービス開始
2015年7月：国際送金の送金累計額が1,000億円を突破。ブラジルへの銀行口座あて送金サービス開始。
2016年9月：国際送金の送金累計額が2,000億円を突破。
2016年11月：インドネシアへの銀行口座あて送金サービス開始
2017年5月：ベトナムへの銀行口座あて送金サービス開始
2017年6月：初の分散台帳技術（DLT）を活用したタイへの銀行口座あて送金サービス開始。
2017年7月：国際送金の送金累計額が3,000億円を突破。
2017年10月：ミャンマーへの銀行口座あて送金サービス開始
2018年2月：国際送金の送金累計額が4,000億円を突破。
2018年9月：国際送金の送金累計額が5,000億円を突破。
2018年10月：インドへの銀行口座あて送金サービス開始。ナイジェリア・ガーナへの銀行口座あて送金サービス開始。
2019年2月：国際送金の送金累計額が6,000億円を突破。
2019年7月：国際送金の送金累計額が7,000億円を突破。
2019年11月：日本・ベトナム間で初の分散台帳技術（DLT）を活用した送金サービス開始。
2019年12月：国際送金の送金累計額が8,000億円を突破。
2020年1月：島根銀行が同社の国際送金サービスを取扱い開始。
2020年2月：福島銀行が同社の国際送金サービスを取扱い開始。
2020年3月：筑邦銀行が同社の国際送金サービスを取扱い開始。
2020年4月：国際送金の送金累計額が9,000億円を突破。
2020年7月：みちのく銀行が同社の国際送金サービスを取扱い開始（2023年4月28日終了）。国際送金取扱い累計額が1兆円を突破。
2020年9月：フィリピンモバイルマネー「GCash」の送金サービスを提供開始。
2021年1月：国際送金サービスをローソン銀行ATMで取り扱い開始。
2021年6月：海外送金経験者が選ぶ「おすすめしたい海外送金サービス」で第1位を獲得。
2021年7月：SBIレミットとSBI VCトレード、日本初となる暗号資産を用いた 国際送金サービスを展開開始。
2021年8月：ゆうちょ銀行ATMとCAFIS経由で接続を開始。
2022年9月：マネータップ株式会社を吸収合併。当社によるMoney Tapサービスを開始。
2022年10月：住信SBIネット銀行を所属銀行とする銀行代理店となったことに伴い、SBIレミットNEOBANKのサービスを開始。

SBIレミットは、国際送金サービスを通じて、グローバルな金融ニーズに応えるとともに、最新技術を活用した革新的なサービスを提供し続けています。

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