SC-03E

docomo NEXT series GALAXY S III α SC-03E

docomo NEXT series GALAXY S III α SC-03E（ドコモ ネクストシリーズ ギャラクシー エス スリー アルファ エスシーゼロサンイー）は、韓国のサムスン電子による製品で、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）および第3世代移動通信システム（FOMA）のデュアルモード端末です。本機はメーカー型番SGH-N035を持ち、コードネームはGravityQuadです。

概要

この端末は、SC-06Dのマイナーチェンジモデルであり、新たにサムスン自社製のクアッドコアCPU「Exynos 4 Quad」を搭載しています。通信面では、Xiの下り最大通信速度は100Mbps、上り最大は37.5Mbpsへと向上しており、より快適なデータ通信が可能です。基本的な性能はSC-06Dとほぼ同等ですが、バッテリー容量は2,100mAhと同じながら、省電力設計のおかげでLTEの待受時間はSC-06Dに対し約1.6倍の向上を見せています。

本機はAndroid 4.1をOSとして搭載しており、ユーザーインターフェースも進化しています。特に、「マルチウィンドウ」機能によって、一画面で二つのアプリを同時に操作することができ、利便性が大きく向上しました。スマートフォン初心者向けの「かんたんモード」や、指定した時間帯に通知を無効にする「ブロックモード」、顔と端末の向きを確認することにより画面の自動回転を無効化する「スマートローテーション」などの新機能も注目を集めています。

なお、カラーラインナップは黒とグレーの2種類で、以前の青と白の爽やかな配色から一転し、重厚感と高級感を漂わせる印象を持っています。さらに、本機はiFデザイン賞を受賞している点も魅力的です。

主な機能

• - クアッドコアCPU搭載
• - 下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsの高速通信
• - マルチウィンドウ機能
• - スマートローテーション
• - かんたんモード

歴史

本機は2012年10月11日にNTTドコモより発表され、2012年11月28日から事前予約を開始、2012年12月5日に発売が開始されました。その後、2014年4月17日にはAndroidバージョン4.3へのアップデートが実施され、多くの機能向上がなされました。

不具合情報

本機にはいくつかの不具合も報告されています。例えば、2013年2月28日のアップデートでは、連絡先アプリのインデックス表示に不具合があり、ソフトウェアの更新が正常に完了しないこともありました。また、2013年6月24日にはブラウザでカーソルが消える事象が発生し、さらには10月28日のアップデートで不在着信表示の不具合も修正されました。2014年以降も様々な不具合が報告されており、アップデートで逐次改善が図られています。

結論

docomo NEXT series GALAXY S III α SC-03Eは、サムスン電子による高性能なスマートフォンで、多彩な機能と快適な使用感を提供します。特にそのデザイン性と先進的な通信機能が際立つ一台で、ユーザーのニーズに応える存在です。

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