SDガンダム列伝 ガンダム騎士団

SDガンダム列伝 ガンダム騎士団

『SDガンダム列伝 ガンダム騎士団』は、1998年に「コミックボンボン」で連載された漫画作品です。騎士ガンダムシリーズの第九弾であり、ほしの竜一氏による漫画版シリーズの最終作として位置づけられています。ガンダム誕生20周年記念作品として、過去のシリーズのキャラクターたちが集結し、壮大な物語を繰り広げます。

概要

本作は、これまでのシリーズに登場したキャラクターたちが、主人公たちの手によって「召喚」されるという形で登場し、共に戦うという、シリーズの集大成とも言える内容が特徴です。懐かしいキャラクターたちの登場と共演はファンを大いに喜ばせました。しかし、その一方で、歴代のキャラクターたちが次々と戦死していくという、ハードな展開も繰り広げられました。

物語は、聖なる郷エレナ・ルウムが、闇の盟主シャアとその下僕メビィーストによって支配された世界を舞台に展開されます。最後の抵抗を続ける戦士たちが追い詰められた時、召喚士ノーベルガンダムによって、スダ・ドアカワールドから騎士ガンダムたちが召喚されます。そして、見習い騎士アルフガンダムの未知なる力によって、戦いは大きく動き出すのでした。

あらすじ

聖なる郷エレナ・ルウムは、闇の盟主シャアとその下僕メビィーストの襲撃を受け、闇の支配地と化してしまいます。最後の抵抗を続ける戦士たちがメビィーストに追い詰められたその時、召喚士ノーベルガンダムが現れ、スダ・ドアカワールドから騎士ガンダムたちを召喚します。呼び出された見習い騎士アルフガンダムは、未知なる力を発揮し、ガンダム騎士とメビューストの戦いの行方を左右することになるのでした。

アルフガンダムは、戦いの中で仲間たちの装備を受け継ぎ、様々な能力を発揮していきます。そして、光の騎士たちを召喚し、スペリオルドラゴンに酷似した姿へと変貌を遂げます。戦いの後、エレナ・ルウムに明るい未来を予感させる新しい名前を付けることになり、「騎士ガンダムが守り続ける光りある世界」として、「スダドア・カ」ワールドと命名しました。

登場人物

スダ・ドアカワールドより召喚された騎士たち

アルフガンダム：ノーベルによって召喚された見習い騎士。戦死した仲間の装備を用いることで、闘士や法術師としての能力も発揮します。
剣士ゼータガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
法術士ニューガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
闘士ダブルゼータガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
インディガンダムジム：モンスターを手なずけたり、インディムチの結界を使ったりと活躍しますが、闇のナイトガンダムの闇の結界の中で絶命。
法術士メテオガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
麗騎士レッドウォーリア：騎士ガンダム達の中でもリーダー格。流星の騎士団を名乗っています。
白金卿：闇の結界から抜けるため、自らを犠牲にしてレッドウォーリアに勝機を作ります。
風騎士ガンダムマークII：闇の結界内で、マーメイドガンダムの槍に刺されて絶命。
重戦士ヘビィガンダム：闇の結界内で、闇の騎士の剣に刺されて絶命。
鎧騎士ガンダムF90：沼地に足を取られたところにメビィーストの攻撃を受けて絶命。
僧侶ガンタンクR：沼地から出てきたメビィーストに剣で刺されて絶命。

闇のガンダムの召喚

ガンダムデスサイズ：プラチナロードとの戦いで相打ちとなり戦死。
ランバーガンダム
ジョンブルガンダム
マーメイドガンダム
マスターガンダム

光の騎士の召喚

騎士ウィングガンダム
騎士ローズガンダム
武闘家ドラゴンガンダム
闘士ガンダムマックスター
騎士ガンダムサンドロック
重戦士ボルトガンダム
騎士シャインガンダム
聖竜騎士ゼロガンダム

エレナ・ルウム

召喚士ノーベルガンダム：騎士ガンダムを召喚できる唯一の存在。
スカルガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
テムジンガンダム：メビィーストザクトパスによって絶命。
フェイロンガンダム：メビューストの谷部族との交戦で戦死。
ピクシーガンダム：メビューストの谷部族との交戦で戦死。

メビィースト

闇の盟主シャア：メビィーストの統領。エレナ・ルウムの支配を目論んでいます。
ジオング：メビュースト谷部族の族長。エレナ・ルウムの騎士達を襲撃します。
* キラーズゴック：巨大メビューストザクトパスの操者。底なし沼のテリトリーを作り出します。

余談

本作は、シリーズで唯一カードダス化されておらず、長らく単行本化もされていませんでしたが、2017年に復刻ボンボンシリーズで初の単行本化が実現しました。

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