SH-01F

AQUOS PHONE ZETA SH-01F 概要

NTTドコモのAQUOS PHONE ZETA SH-01Fは、シャープが開発したデュアルモード端末で、第3.9世代移動通信システム（Xi）および第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しています。このモデルは、先代のSH-06Eからの進化を遂げており、画面サイズが拡大し、フルセグ放送の受信や録画機能も加わっています。また、高解像度のIGZO液晶と3000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、約3日間の連続利用が可能です。

主な特徴

特筆すべきは、兄弟機種SHL23と同様の「グリップマジック」機能です。この機能により、端末を持っているだけでスリープ状態から復帰するほか、必要時に時計を表示したり、着信音やアラームを抑えることができます。加えて、画面が持つ間消えず、離すと微灯になる「Bright Keep」機能も搭載されています。これにより、使用場所を選ばず快適にデバイスを利用できるメリットがあります。

メインカメラのスペックも向上しており、有効画素数は1630万画素に増加。F値1.9の明るいレンズ「BrightEye」に加え、「NightCatch」という機能で暗所での撮影も向上しています。さらに、フォーカス制御の新方式により、オートフォーカスが高速化され、タッチで露出とピントを合わせた美しい写真が撮影可能になりました。また、超解像技術により、ズーム時の画質向上も図られています。

ユーザーインターフェース

シャープ独自のUI「Feel UX」と、ドコモの「docomo LIVE UX」、さらにスマートフォン初心者向けの「docomo シンプル UI」が選べるのも魅力です。特に「Feel UX」では、ウェルカムシートの表現が全画面に変わり、より直感的な操作が可能になっています。音響面では、DTS社のサラウンド技術を用いており、高品質な音楽再生が楽しめます。ただし、赤外線通信には未対応です。

SH-01F DRAGON QUEST 特徴

さらに特筆すべきは、テレビゲーム『ドラゴンクエスト』とのコラボレーションモデル、SH-01F DRAGON QUESTです。このモデルは、ドラゴンクエストナンバリング作品の完全移植版配信を記念して発売され、限定生産台数は3万台です。デザインには、ゲーム中のアイテム「メタルのかけら」をテーマにしたカラーバリエーションが用意され、背面には伝説の勇者・ロトの紋章やスライム、ドラキーのシルエットが刻印されています。

このコラボ版ではUIも特別仕様となっており、ホームボタンはスライムの形をしており、電話の着信時には「○○○ が あらわれた！」という戦闘風の画面が表示されるのは、ゲームファンにはたまらない魅力です。加えて、バッテリーの表示もキングスライムをデザインにしたアイコンに替わるなど、細部にわたりゲームの要素が盛り込まれています。また、「ロトの紋章クロス」や「冒険の導き書」などが同梱されるのもオリジナリティがあります。

発売と歴史

このスマートフォンは2013年11月7日に発売され、続いて同年12月7日にSH-01F DRAGON QUESTが一般販売開始。2014年には複数のアップデートが実施され、新機能の追加や不具合修正が行われています。特に、LTE国際ローミングの対応や、さまざまな機能向上が見られました。

総じて、AQUOS PHONE ZETA SH-01Fは多機能でありながらも、ユーザーフレンドリーな設計がされているスマートフォンであり、特にドラゴンクエストファンには特別な存在となるモデルです。

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