SH-01G

ドコモ スマートフォン AQUOS ZETA SH-01G

概要

AQUOS ZETA SH-01Gは、NTTドコモ向けにシャープが設計したスマートフォンであり、ドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）をサポートするデュアルモード端末です。このモデルは、前機種SH-04Fの後継として、より進化したスペックを誇ります。

画面サイズは従来より0.1インチ拡大され、5.5インチのFHD IGZO液晶パネルを採用しています。さらに、狭額縁設計「EDGEST」により、画面占有率は約81%に達し、幅は76mmに抑えられています。ボディカラーはインディゴ、ホワイト、シアン、コーラルの4色が用意されており、それぞれ異なる質感が楽しめます。

特徴

このスマートフォンは、独自の人工知能機能「エモパー」を搭載しています。エモパーは、シャープの健康・環境家電製品に使われる「ココロエンジン」を基にしており、音声合成技術にはHOYAサービスの「VoiceText」が使用されています。バッテリー残量が少なくなるとスマートフォンが警告したり、時刻に応じたメッセージを表示する機能もあります。ただし、対話機能は実装されていません。さらに、本体を持つことで画面を点灯させる「グリップマジック」機能にも対応しており、ロック画面での情報表示が可能です。

カメラ性能も大きく向上しており、リコーイメージングの技術を活かして「GR Certified」を取得しています。高品質な写真撮影を可能にするための手振れ補正技術も強化されており、ノイズの低減や背景ぼかし機能が利用できるようになっています。また、ワイド撮影やセルフィー撮影のためのタイマー機能も備えていて、使い勝手が向上しています。

通信面では、Wi-FiとLTEを同時に利用する「デュアルスピードモード」により、高速ダウンロードが実現され、ストレスなく動画や音楽を楽しめます。また、Wi-Fiの信号が弱いエリアではLTEにシームレスに切り替える「スムーズチェンジモード」も搭載されています。

ハイレゾ音源にも対応しており、音楽体験が向上しましたが、対応するプレーヤーは「ミュージック」アプリのみとなります。また、ワンセグなどの視聴時には別途、同梱のアンテナ付きイヤホンが必要です。

歴史とアップデート

2014年9月30日に発表され、同年11月14日に発売開始されました。以降、いくつかのソフトウェアアップデートが行われており、特にカメラの静止画撮影や通話時の不具合修正が行われてきました。2015年11月にはAndroid 5.0へのバージョンアップが実施され、カメラの操作性も向上しました。

まとめ

AQUOS ZETA SH-01Gは、その洗練されたデザインと多様な機能により、日常の通信やエンターテインメントを一層豊かにしてくれる端末です。「ココロが通う、心に響く IGZO搭載全身スクリーン AQUOS」というキャッチコピーが示す通り、使う人の生活に寄り添った存在となることを目指しています。

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