SH-04F

ドコモ スマートフォン AQUOS ZETA SH-04F

概要

ドコモのAQUOS ZETA SH-04Fは、シャープが手掛けたスマートフォンであり、NTTドコモの第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）のデュアルモード端末です。本機はSH-01Fの後継機として位置づけられており、デザイン面でも大きな進化を遂げています。特に、三辺狭額縁のEDGESTデザインは、そのスタイリッシュさを際立たせています。

このモデルからは、従来名の「AQUOS PHONE」から「AQUOS」にブランドが統一され、製品としての一体感が増しています。2014年夏モデルの中では最大級の5.4インチFHD液晶を搭載し、画面占有率はおよそ81%に達しています。この大画面ながらも、フィジカルサイズは74mmに抑えられています。

特徴

特に注目すべきは、IGZO技術を採用した液晶が強化されている点です。これにより、3300mAhの大容量バッテリーと組み合わせることで、約4日間の連続使用が可能となります。カラーバリエーションはオレンジ（マット）、ブラック（グロス）、ホワイト（スムース）の3色が用意され、質感も各色異なり、選ぶ楽しみがあります。

また、独自の「グリップマジック」機能は大きな特徴です。手に持つだけで画面のスリープを解除したり、寝転んでいるときの画面回転を抑制する機能が備わっています。着信時やアラームでは音量を抑えることができ、ポケットに入れている際でもメッセージや着信をバイブで通知する機能もあります。通話中には端末を置くだけで、自動的に保留やミュートに切り替わり、音楽再生中には音量を自動で調整します。また、着信があった際には番号のみが表示され、端末を手に取ると発信者の名前と写真が表示される機能もあります。この種の機能は事前に設定しておく必要があります。

さらに、以前のモデルで廃止されていた赤外線通信機能も復活しており、利便性が増しています。キャッチコピーは「あふれ出る臨場感と余裕のスタミナ」、IGZOを搭載した全身スクリーンの魅力を伝えています。

搭載アプリと機能

本機は豊富なアプリも搭載しており、日常的な利便性をさらに高めています。例えば、カメラ機能が強化され、様々な撮影モードが利用可能です。

歴史

2014年5月14日に発表され、同年5月23日に発売が開始されました。その後、ソフトウェア更新により、2014年6月にはVoLTEへの対応が行われ、2015年11月にはAndroid 5.0へのアップデートが実施されました。様々な不具合に対しても、度重なるアップデートが行われ、ユーザーのニーズに対応しています。

アップデート履歴

2014年に数回のアップデートがあり、それぞれ不具合の修正や機能の向上が図られました。また、2015年のアップデートではOSバージョンが4.4から5.0へと更新され、機能全般の改善が図られています。

特に「Pokémon GO」でのダウンロードに関する不具合も解消され、2016年には問題なく利用できるようになりました。これにより、ゲームを楽しむユーザーにも対応した端末と言えるでしょう。

関連情報

本機種の成功により、シャープのAQUOSシリーズはさらなる展開を見せ、他キャリア向けの類似モデルや後続機種の市場投入へとつながっています。

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