SH-13C

AQUOS PHONE f SH-13Cの概要

AQUOS PHONE f SH-13Cは、シャープが開発したNTTドコモのスマートフォンであり、2011年冬モデルとして発表されました。Android 2.3を搭載したこの端末は、後のdocomo with seriesに分類されており、特に女性のユーザーを意識したコンパクトなデザインが特徴です。

デザインとスペック

本モデルは、同時期にリリースされたAQUOS PHONE SH-12Cの兄弟モデルで、基本的なスペックはほとんど同じですが、サイズが小さく設計されています。そのため、持ち運びやすく、手に馴染みやすい形状となっています。筐体はクリスタル調で、幅60mm、厚さ10.9mmというスタイリッシュなストレートタイプです。正面には3.7インチの高解像度QHDディスプレイがあり、高細密な画像を楽しめる「カラーベールビュー」技術を搭載しており、覗き見を防止します。

先進的な充電機能

AQUOS PHONE f SH-13Cの最大の特徴は、世界初のワイヤレスチャージャー機能です。ユーザーは本端末を専用のワイヤレスチャージャー上に置くだけで簡単に充電が可能となります。この機能はバッテリーパックに内蔵されており、予備バッテリーも同様に充電できます。

通信性能と使い勝手

通信性能については、下り最大14MbpsのFOMAハイスピードに対応し、WiFi接続ではIEEE802.11b/g/nに対応しているため、最大150Mbpsのスピードでインターネットが利用できます。また、WiFiテザリング機能により、他のデバイスが同時に接続できるので、さらなる便利さを提供します。

アプリとユーザーインターフェース

この端末には、NTTドコモが開発した独自のユーザーインターフェース「docomo Palette UI」が搭載されており、アプリケーションをカテゴリ毎に整理することが可能です。さらに、AGLAPAGOS App、dマーケットなど、日本仕様に最適化されたアプリケーションが数多くプリインストールされています。

カメラとマルチメディア機能

800万画素のCMOSカメラを搭載し、多彩な撮影機能が揃っています。例えば、自動シャッター機能や、シーン認識機能、顔検出機能などがあります。また、撮った画像はGPS情報と連携して自動的に整理され、いつ・どこで・誰を撮影したかを記録できます。さらに、音楽もストリーミングやダウンロードができるアプリもインストールされているため、エンターテイメント性能も充実しています。

メール・メッセージ機能

AQUOS PHONE f SH-13Cはspモードに対応し、iモードメールと同様の操作で@docomo.ne.jpのメールを利用できます。また、Gmailの複数アカウントとの連携も可能で、リアルタイムでのプッシュ通知機能も備えています。

総まとめ

AQUOS PHONE f SH-13Cは、デザイン性、機能性、ユーザーの使いやすさを高めるための多くの工夫が詰まったスマートフォンです。特に、ワイヤレスチャージャーや高性能カメラ、豊富なアプリケーションの組み合わせが、ユーザーに新しい体験を提供します。

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