SLもおか

SLもおか：真岡鐵道を走る感動のSL列車

SLもおかは、真岡鐵道が真岡線の下館駅 - 茂木駅間で運行している蒸気機関車牽引の臨時快速列車です。1994年の運行開始以来、多くの鉄道ファンや観光客に親しまれてきました。特に、C12形蒸気機関車の動態保存運転は国内唯一であり、その貴重な姿を間近で見ることができます。

運行情報

SLもおかは、原則として毎週土曜日と日曜日に1往復運行されます。また、祝日や学校の長期休暇期間中にも運行されることがあります。下り列車（下館発茂木行き）は午前中、上り列車（茂木発下館行き）は午後に運行されることが多いです。乗車には乗車券の他に、全車自由席の「SLもおか券」が必要です。

乗車券: 定期乗車券は利用不可
SLもおか券: 大人500円、小人250円

新型コロナウイルス感染症対策として、2020年7月からはインターネットでの事前予約制が導入されています。予約後、当日駅係員または車掌が予約を確認し、現金で整理券を購入する形となります。予約に余裕がある場合は、当日券も販売されます。

停車駅

SLもおかは、以下の駅に停車します。

下館駅 - 折本駅 - 久下田駅 - 寺内駅 - 真岡駅 - 西田井駅 - 益子駅 - 七井駅 - 多田羅駅 - 市塙駅 - 茂木駅

各駅でSLの勇姿を写真に収めたり、沿線の観光スポットを巡るのもおすすめです。

使用車両

現在、SLもおかで使用されている主な車両は以下の通りです。

蒸気機関車: C12形蒸気機関車 (C12 66) - 愛称「川俣号」
ディーゼル機関車: DE10形 (DE10 1535) - SLの回送時に使用
客車: 50系客車（オハ50 11・22、オハフ50 33）- ぶどう色2号に赤帯のレトロな外観

50系客車は、国鉄時代から活躍していた車両で、現在では貴重な存在です。車内は懐かしい雰囲気が漂い、SLの旅をより一層盛り上げてくれます。

過去の使用車両

蒸気機関車: C11形 (C11 325) - 愛称「水原号」
ディーゼル機関車: DD13形 (DD13 55)

特異な運行形態

検査時や団体列車運行時には、客車が2両に減らされることがあります。過去には、SL2両が客車編成の両端に連結されるプッシュプル運転や、SLとDE10形の重連運転も行われました。また、JR水戸線との直通運転も実施されたことがあります。

SLもおかの歴史

SLもおかは、真岡鐵道の活性化に大きく貢献してきました。沿線住民の足としてだけでなく、観光資源としても重要な役割を担っています。2022年6月には、累計乗客数が100万人に到達し、記念式典が開催されました。

注意事項

SLもおかに関する最新の情報は、真岡鐵道公式サイトでご確認ください。
運行日や時刻は変更になる場合があります。
SLもおか券は、事前に予約することをおすすめします。

SLもおかで、ノスタルジックな鉄道の旅を体験してみてはいかがでしょうか。

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