茂木駅

茂木駅について

茂木駅は、栃木県芳賀郡茂木町大字茂木にある真岡鐵道真岡線の駅です。真岡線の終点であり、栃木県の最東端に位置しています。この駅は、地域の交通拠点として重要な役割を果たしています。

歴史

茂木駅は、1920年（大正9年）12月15日に鉄道省（国鉄）の駅として開業しました。その後、省営自動車路線との接続も始まり、地域における交通の要衝としての地位を確立しました。

1920年（大正9年）12月15日：鉄道省（国鉄）の駅として開業。
1934年（昭和9年）8月1日：省営自動車常野線（烏山駅 - 茂木駅間）運輸営業開始。
1935年（昭和10年）8月1日：省営自動車常野線（茂木駅 - 御前山駅（茨城鉄道）間）運輸営業開始。
1937年（昭和12年）3月31日：省営自動車茂木線（茂木駅 - 宇都宮駅間）運輸営業開始。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
1988年（昭和63年）4月11日：真岡鐵道に転換。

駅構造

茂木駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。構内には機回し線があり、蒸気機関車用の電動式転車台が設置されています。かつては転回時に「乙女の祈り」の音楽が流れる警報装置がありましたが、2018年4月に廃止されました。転車台が設置される前には、この場所に側線が数本ありました。また、有人駅であり、窓口の営業時間は平日の7:10～10:30、14:50～18:10、土日祝日は8:30～17:10です。駅には自動券売機が1台設置されています。夜間滞泊も行われています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

[データは省略]

駅周辺

茂木駅の周辺には、以下の施設や観光地があります。

茂木町役場
茂木警察署
茂木郵便局
栃木県道109号茂木停車場線
栃木県道27号那須黒羽茂木線
国道294号（旧道）
道の駅もてぎ
モビリティリゾートもてぎ
栃木県立茂木高等学校
鷲の巣キャンプ場

また、かつては「茨城県水戸ヨリ阿野沢ヲ経テ東野付近ニ至ル鉄道及阿野沢ヨリ分岐シテ栃木県茂木ニ至ル鉄道」の計画があり、茂木駅 - 長倉宿駅間は国鉄長倉線として着工されましたが、太平洋戦争の影響で工事は中断され、開業には至りませんでした。そのため、現在でも線路終端の先に計画線の用地や路盤が残っています。また、水戸寄りでは茨城交通茨城線が開業しましたが、後に廃止されています。

これらの区間をカバーするため、国鉄バス（現在のジェイアールバス関東）の「鉄道先行路線」として「水都東線」「水都西線」が運行されましたが、1990年代までに廃止されました。

バス路線

茂木駅前には茂木バス停留所があり、JRバス関東が乗り入れています。このバス路線は、芳賀町の芳賀町工業団地管理センター前で宇都宮ライトレールに接続し、宇都宮市方面へのアクセスを担っています。

モビリティリゾートもてぎからは、茨城交通が水戸駅行きの路線バスを土曜・日曜・祝日に運行しています。

茂木町営バス路線は、2011年9月30日限りで廃止され、現在はデマンドタクシー「茂木町デマンドタクシーめぐるくん」が運行されています。また、かつては東野交通の東京駅・浜松町バスターミナル行きの高速バスが運行されていましたが、2007年3月31日に廃止されました。

隣の駅

真岡鐵道
真岡線：「SLもおか」発着駅
天矢場駅 - 茂木駅

脚注

[脚注は省略]

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧

外部リンク

* 茂木駅 - 真岡鐵道

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