SO503i

「DoCoMo by Sony SO503i」は、ソニー（現ソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話(mova)端末です。

概要

この端末は、ソニーとして初のiアプリ対応機種であり、ドコモとしては初めて2.1インチ、約6万5536色表示が可能な高精細TFT液晶ディスプレイを搭載したことが大きな特徴です。当時としては非常に高画質な画面表示を実現しましたが、利用できる画像フォーマットは256色までのGIF画像に限られており、JPEG画像の表示には対応していませんでした。また、文字変換システムには、au向けのC406Sに次いで2例目となるPOBoxが採用されています。着信メロディは、当時主流であった16和音を上回る24和音に対応しており、より豊かなサウンドを楽しむことができました。

しかしながら、デザイン上の欠点として、端末を折りたたんだ際にボタンがディスプレイと接触し、傷がつきやすいという問題も指摘されていました。

歴史

2000年11月1日：[テレコムエンジニアリングセンター]による技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号WAA0097）。
2000年11月13日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A00-1170JP、J00-0323）。
2001年3月1日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号WAA0108）。
2001年3月6日：ドコモから正式に発表。
2001年3月9日：発売開始。
2012年3月31日：movaサービスの終了に伴い、本端末の使用もこの日をもって終了。

関連機種

SO502i：本機種の前モデル。
SO502iWM：SO502iのマイナーチェンジモデル。
SO503iS：本機種の問題点を改善した改良モデル。
C406S：POBoxを搭載したauの端末。

外部リンク

ドコモ、6万色TFT液晶搭載のiアプリ対応iモード端末「SO503i」 - ケータイWatch 2001年3月6日
ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO503i - ケータイWatch 2001年3月9日

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