STS-118

STS-118は、2007年8月にスペースシャトルエンデバーによって行われた、国際宇宙ステーション（ISS）への往来を目的とした12日間の有人宇宙飛行です。8月8日にフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられ、8月21日に同センターのNASAシャトル着陸施設に着陸しました。

このミッションは、2003年のコロンビア号空中分解事故後、エンデバーにとって初の飛行となりました。STS-118のパイロットを務めたチャールズ・ホーバーは、コロンビア号の事故時、地上管制官としてミッションをサポートしていました。もしコロンビア号の事故が起こらなかった場合、STS-118はコロンビア号によって実行される予定でした。

ミッションの目的は、ISSへの補給物資の輸送と、S5トラスと呼ばれる構造物と、曝露機器の予備品を搭載した外部プラットフォーム（ESP-3）をISSに届けることでした。また、SPACEHABモジュールを使用して、ISSへ様々な補給品を輸送しました。このミッションの後、2010年末までに20回のスペースシャトル飛行が計画されていました。

ミッション中、メディアの関心は、エンデバーの打ち上げ時に外部燃料タンクから剥離した断熱フォームの衝突によって、オービタ下部の耐熱タイルに生じた小さな損傷に集中しました。この断熱フォームの剥離は、コロンビア号の事故原因ともなった現象でしたが、今回の損傷は比較的小さく、致命的なものではありませんでした。NASAは、帰還後の8月31日に、損傷したタイルをオービタ整備施設で取り外した結果、再突入時の熱によるオービタへの深刻な損傷は見られなかったと発表しました。

乗組員
スコット・ケリー (2) - 船長
チャールズ・ホーバー (2) - パイロット
トレイシー・コールドウェル (1) - ミッションスペシャリスト
リチャード・マストラキオ (2) - ミッションスペシャリスト
ダフィッド・ウィリアムズ (2) - ミッションスペシャリスト （カナダ宇宙庁）
バーバラ・モーガン(1) - ミッションスペシャリスト
アルヴィン・ドルー (1) - ミッションスペシャリスト

外部リンク
STS-118 mission summary'>JAHA HP STS-118ミッション結果の要約
NASA Space Shuttle News
STS-118 Video Highlights'>STS-118 Video Highlights - ウェイバックマシン（2008年1月8日アーカイブ分）
Behind the scenes at NASA's Neutral Buoyancy Lab
NASAspaceflight.com STS 118 forum
EVA Hazards due to Inspection and Repair
Discovery Center of Idaho

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