SWEETEST MUSIC

Sweetest Music

竹内まりやのシングル「Sweetest Music」は、彼女の6作目のリリースであり、1980年12月5日にRCA（現在のソニー・ミュージックレーベルズ）から発売されました。このシングルは、竹内まりやの4作目のオリジナル・アルバム『Miss M』の発売日と同じで、彼女の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めています。

概要

A面曲「Sweetest Music」は、全編にわたる英語の歌詞と共に、聴く人を踊らせるダンスミュージックとして仕上げられています。この曲の作詞を担当したのはデヴィッド・ラズリーで、作曲はピーター・アレンによるものであり、演奏には著名なミュージシャンたちが参加しています。具体的にはデイヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、TOTOのスティーブ・ルカサーやジェフ・ポーカロなどが名を連ねています。竹内自身は、この曲を「二人のバカンス」の後にリリースすることが大きな挑戦であったと振り返っています。

さらに、このシングルのジャケットに使われた写真は、当時アメリカで撮影されたもので、後にアルバム『VARIETY』収録の「プラスティック・ラヴ」の動画で広く知られることとなります。この曲はインターネット上で1億回以上再生されるなど、多くの人に親しまれました。なお、2021年11月3日には、その曲の別バージョンが12インチ・シングルとして正式にリリースされる際に、同じジャケット写真が使用されました。

カバーとコラボレーション

「Sweetest Music」は多くのアーティストに影響を与え、特にSuperflyの越智志帆が2015年にこの曲をカバーしました。彼女のアルバム『WHITE』の初回限定盤に収録されており、その際には竹内自身もレコーディングに参加し、魅力的なデュエットを披露しています。越智は竹内の武道館ライブでこの曲を初めて聴き、その熱さに感動したと語っています。

スタジオで竹内の生の歌声を聞いたときの衝撃は今でも忘れられず、彼女とのデュエットは宝物だと彼女は心から感謝の思いを述べていました。竹内まりやが持つ独自の魅力と深みのある声質は、越智にとっても特別な経験になったようです。

B面曲には「Morning Glory」が収録されており、こちらは山下達郎によって作詞・作曲されています。山下自身も自身のアルバム『FOR YOU』でこの曲のセルフ・カバーを行っています。

参加ミュージシャン

「Sweetest Music」に参加したミュージシャンは以下の通りです。

• - アコースティックおよびエレクトリックギター: Jay Graydon, Steve Lukather
• - キーボード: David Foster
• - ドラム: Jeff Porcaro
• - ベース: David Hungate
• - バックグラウンドボーカル: Bill Champlin, Tom Kelly, Carmen Twillie

「Morning Glory」にも同様のミュージシャンが参加し、多様な音楽要素が融合した作品に仕上がっています。

収録アルバム

このシングルは、1980年12月5日に『Miss M』としてリリースされましたが、その後も

• - 『VIVA MARIYA!!』（1982年6月5日）
• - 『Turntable』（2019年9月4日）

に収録されています。

「Sweetest Music」とその魅力には、多くの人々が感動し続けており、竹内まりやの音楽は今もなお多くのリスナーに愛されています。

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