SCRAMBLE
ASKAの7枚目のオリジナル・アルバム『SCRAMBLE』は、2012年10月17日にユニバーサル シグマよりリリースされました。
本作は、前作『SCENE III』から数えて実に7年ぶりのオリジナルアルバムとなりました。ASKA自身が「かなりやりたかったこと、やりたいことを込めることができたアルバム」と語るように、強い思い入れが込められた作品です。
アルバムパッケージは特別な仕様となっており、音楽CDに加え、ミュージックビデオを収録したBlu-ray Disc、24ページのLYRICS BOOK、48ページのPICTURE BOOKが同梱された豪華な内容となっています。
また、本作の発売に合わせて、ASKAにとって初となるMOOK本『ぴあ&ASKA』も発行され、アルバムの世界観をより深く楽しむための資料が提供されました。
本作に収録された楽曲のうち、「UNI-VERSE」と「L&R」の2曲は、発表済みのシングル音源ではなく、新たにリミックスされたバージョンで収められています。特に「UNI-VERSE」は、当初シングル音源のままで収録する予定だったものが、スタッフの意見を受けてリミックスが決定したという経緯があります。
アルバムには全10曲が収録されています。
UNI-VERSE (Album Mix)
2008年にテレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』のエンディングテーマとして使用されたシングル曲のリミックス版です。ASKA自身、非常に思い入れが深い楽曲であり、スタッフからの提案でリミックスが行われました。
いろんな人が歌ってきたように
ASKA自身が最も自分を投影した楽曲だと語る一曲です。楽曲制作の過程で様々な要素を集約し、最終的に「愛」を歌うことに行き着いたというASKAの、シンガーとしての思想が反映されています。
朝をありがとう
2012年1月のコンサートで新曲として初披露された楽曲の一つです。時間の流れが様々な出来事を整理してくれることへの感謝、そして毎日訪れる朝への感謝の気持ちを込めて作られました。
L&R (Album Mix)
2009年に発表されたシングル「あなたが泣くことはない」のカップリング曲のリミックス版です。CHAGE and ASKAの無期限活動休止発表後まもない時期に、ASKAの率直な心境が歌われた楽曲です。コンサートでも披露されてきたこの曲は、アルバムでは前に進む力強さを感じさせるミックスで収録され、ASKAのお気に入りとなりました。
どんなことがあっても
ASKAが自分自身に向けて書いたとされる楽曲です。「どんな状況でも、どんな真実や誤解があろうとも、この人の側にいたいと思ってもらえるような歌」を目指して、切実に思いを込めて作られました。
SCRAMBLE
アルバムのタイトル曲です。2008年頃にASKAが南米を旅した際、メキシコ滞在中にインスピレーションを得て制作が始まりました。サウンド面では昭和歌謡を意識しているとのことです。歌詞の完成には紆余曲折があり、女性視点と男性視点を行き来するなど試行錯誤が重ねられ、結果としてアルバム収録曲の中で最後に完成した楽曲となりました。
歌の中には不自由がない
2012年1月21日に配信限定シングルとして突然リリースされた楽曲です。物事の表面的な部分しか知り得ない私たちだが、その裏には複雑な事情が絡み合っている。それを受け止めながらも前に進んでいくしかない、という現代社会へのメッセージが込められています。
あなたが泣くことはない
2009年に発売されたシングルで、木村祐一初監督映画『ニセ札』の主題歌に起用されました。ASKAがこの曲で最も表現したかったのは、2番の冒頭にある「冷たい雨も 降り注ぐ光も 見上げようとすれば 同じ顔になる」というフレーズだそうです。
水ゆるく流れ
松本晃彦が編曲した原曲はインストゥルメンタルで、2008年にトヨタ・プリウスのアジア向けCMに使用されました（日本国内では未放送）。ASKAが周囲で身内を亡くす経験が増えたことから、人生における出来事への感謝の気持ちを綴った楽曲です。特に友人やそのご両親への感謝、導いてくれたことへの感謝など、自分にとって大切な人を介して繋がる人々への思いが表現されています。
僕の来た道
2010年のコンサートで、歌詞のないスキャットのみで披露されていた楽曲に新たに歌詞が付けられ、満を持してアルバムに収録されました。「堂々と生きていくとはどういうことか」という問いから生まれた曲で、人の内面と外面のバランス、そして誰かに見られているとしても「どうあっても堂々としていたい」というASKAの思いが込められています。ASKAはこの状態を「ハンサムな道」と表現しています。
同時期にはLive Blu-ray Disc『ASKA CONCERT 2012 昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』も発売されました。また、アルバム付属のBlu-ray Discにはミュージックビデオが収録されています。
本作は、ASKAの当時の活動や心境が色濃く反映された、充実した内容のアルバムと言えるでしょう。
アルバムの位置づけと特徴
本作は、前作『SCENE III』から数えて実に7年ぶりのオリジナルアルバムとなりました。ASKA自身が「かなりやりたかったこと、やりたいことを込めることができたアルバム」と語るように、強い思い入れが込められた作品です。
アルバムパッケージは特別な仕様となっており、音楽CDに加え、ミュージックビデオを収録したBlu-ray Disc、24ページのLYRICS BOOK、48ページのPICTURE BOOKが同梱された豪華な内容となっています。
また、本作の発売に合わせて、ASKAにとって初となるMOOK本『ぴあ&ASKA』も発行され、アルバムの世界観をより深く楽しむための資料が提供されました。
既発表曲のリミックス
本作に収録された楽曲のうち、「UNI-VERSE」と「L&R」の2曲は、発表済みのシングル音源ではなく、新たにリミックスされたバージョンで収められています。特に「UNI-VERSE」は、当初シングル音源のままで収録する予定だったものが、スタッフの意見を受けてリミックスが決定したという経緯があります。
収録曲解説
アルバムには全10曲が収録されています。
UNI-VERSE (Album Mix)
2008年にテレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』のエンディングテーマとして使用されたシングル曲のリミックス版です。ASKA自身、非常に思い入れが深い楽曲であり、スタッフからの提案でリミックスが行われました。
いろんな人が歌ってきたように
ASKA自身が最も自分を投影した楽曲だと語る一曲です。楽曲制作の過程で様々な要素を集約し、最終的に「愛」を歌うことに行き着いたというASKAの、シンガーとしての思想が反映されています。
朝をありがとう
2012年1月のコンサートで新曲として初披露された楽曲の一つです。時間の流れが様々な出来事を整理してくれることへの感謝、そして毎日訪れる朝への感謝の気持ちを込めて作られました。
L&R (Album Mix)
2009年に発表されたシングル「あなたが泣くことはない」のカップリング曲のリミックス版です。CHAGE and ASKAの無期限活動休止発表後まもない時期に、ASKAの率直な心境が歌われた楽曲です。コンサートでも披露されてきたこの曲は、アルバムでは前に進む力強さを感じさせるミックスで収録され、ASKAのお気に入りとなりました。
どんなことがあっても
ASKAが自分自身に向けて書いたとされる楽曲です。「どんな状況でも、どんな真実や誤解があろうとも、この人の側にいたいと思ってもらえるような歌」を目指して、切実に思いを込めて作られました。
SCRAMBLE
アルバムのタイトル曲です。2008年頃にASKAが南米を旅した際、メキシコ滞在中にインスピレーションを得て制作が始まりました。サウンド面では昭和歌謡を意識しているとのことです。歌詞の完成には紆余曲折があり、女性視点と男性視点を行き来するなど試行錯誤が重ねられ、結果としてアルバム収録曲の中で最後に完成した楽曲となりました。
歌の中には不自由がない
2012年1月21日に配信限定シングルとして突然リリースされた楽曲です。物事の表面的な部分しか知り得ない私たちだが、その裏には複雑な事情が絡み合っている。それを受け止めながらも前に進んでいくしかない、という現代社会へのメッセージが込められています。
あなたが泣くことはない
2009年に発売されたシングルで、木村祐一初監督映画『ニセ札』の主題歌に起用されました。ASKAがこの曲で最も表現したかったのは、2番の冒頭にある「冷たい雨も 降り注ぐ光も 見上げようとすれば 同じ顔になる」というフレーズだそうです。
水ゆるく流れ
松本晃彦が編曲した原曲はインストゥルメンタルで、2008年にトヨタ・プリウスのアジア向けCMに使用されました（日本国内では未放送）。ASKAが周囲で身内を亡くす経験が増えたことから、人生における出来事への感謝の気持ちを綴った楽曲です。特に友人やそのご両親への感謝、導いてくれたことへの感謝など、自分にとって大切な人を介して繋がる人々への思いが表現されています。
僕の来た道
2010年のコンサートで、歌詞のないスキャットのみで披露されていた楽曲に新たに歌詞が付けられ、満を持してアルバムに収録されました。「堂々と生きていくとはどういうことか」という問いから生まれた曲で、人の内面と外面のバランス、そして誰かに見られているとしても「どうあっても堂々としていたい」というASKAの思いが込められています。ASKAはこの状態を「ハンサムな道」と表現しています。
映像作品
同時期にはLive Blu-ray Disc『ASKA CONCERT 2012 昭和が見ていたクリスマス!? Prelude to The Bookend』も発売されました。また、アルバム付属のBlu-ray Discにはミュージックビデオが収録されています。
本作は、ASKAの当時の活動や心境が色濃く反映された、充実した内容のアルバムと言えるでしょう。
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