See You 〜小さな永遠〜

「See You 〜小さな永遠〜」（シー・ユー・ちいさなえいえん）は、日本のボーカリストであるKOTOKOとMELLが歌唱した楽曲です。I'veの高瀬一矢と都築真紀が共同で作詞を手がけ、作曲および編曲は高瀬一矢が担当しています。

この楽曲は、2000年12月8日にアダルトゲームブランドivoryから発売されたコンピュータゲーム『とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜』のエンディングテーマとして初めて発表されました。

発表当初はゲーム内にのみ存在する楽曲でしたが、翌年の2001年4月29日に発売されたドラマCD『とらいあんぐるハート'S サウンドステージ3 "Sweet Song memories" 〜とらいあんぐるハート3 ボーカルコレクション〜』に収録され、初めてCDメディアとしてリリースされました。これが、当時I'veに所属していたKOTOKOとMELLにとって初のデュエット楽曲となります。

その後、「See You 〜小さな永遠〜」はI'veのアーティストによって複数のバージョンが制作されることになります。2003年には、KOTOKO、MELLに加え、島みやえい子、川田まみ、SHIHO、MOMO、詩月カオリといったI'veの女性ボーカリストたちが集結し、「I've Special Unit」名義で新たなバージョンがレコーディングされました。このバージョンは、2003年9月5日にリリースされたアルバム『LAMENT』と『OUT FLOW』の初回限定版に付属するDVD『I've P.V Collection vol.3』にプロモーションビデオとして収録され、初めて公開されました。

また、I'veのライブイベントにおいても重要な楽曲として扱われています。2005年10月15日に日本武道館で開催されたI've初の単独ライブコンサート『I've in BUDOKAN 2005 〜Open the Birth Gate〜』では、KOTOKO、MELL、川田まみ、島みやえい子、詩月カオリの5人が「Love Planet Five」としてこの楽曲を初めて披露しました。さらに、2009年の日本武道館公演でも演奏されるなど、ライブの定番曲の一つとなりました。

オリジナルであるKOTOKOとMELLによるデュエットバージョンは、I'veや両アーティストの公式アルバム作品には長らく収録されていませんでしたが、I've Special Unitバージョンは、2009年12月25日に発売されたコンピレーションアルバム『I've MANIA Tracks Vol.I』で初めてアルバムに収められました。

2015年には、I've結成15周年を記念したライブ『IVE RADICAL ENSEMBLE OF 15th ANNIVERSARY』に合わせて、再び新たなバージョンが制作されました。KOTOKO、島みやえい子、SHIHO、MOMO、川田まみ、詩月カオリに加え、Larval Stage Planning、YUZUNO、IKUといった当時のI've所属アーティストが参加し、「2015 I've Special Unit」名義でレコーディングされました。このバージョンは、記念ライブのパンフレットに付属するCDに「See You ～小さな永遠～ 2015 Extended mix」として収録されました。

オリジナルやユニットバージョンに加え、カバーやリミックスも存在します。2004年12月29日には、MAKOによるリミックスバージョン「See You ～小さな永遠～ "Mixed up FISH TONE style"」が、I'veのリミックスアルバム『Mixed Up』に収録されています。

このように、「See You 〜小さな永遠〜」はゲームのエンディングテーマとして誕生した後、様々な形態で展開され、I'veの多くのボーカリストによって歌い継がれてきた、グループの歴史と活動を象徴する楽曲の一つと言えます。その多様なバージョンとライブでの披露の歴史は、ファンにとって特別な意味を持つ楽曲となっています。

収録作品や参加アーティストの詳細は、関連するCDやDVDの情報を参照してください。

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