Seven Arcs

株式会社Seven Arcsについて

株式会社Seven Arcs（セブン・アークス）は、日本のアニメ制作業界において重要な役割を果たしている企業です。この会社は、TBSホールディングスの完全子会社であり、アニメーション事業を強化するために存在しています。

設立の背景と歴史

Seven Arcsの起源を遡ると、2000年4月7日に設立された「有限会社アークトゥールス」が源流です。この会社は、スタジオぴえろで演出をしていた上村修を含む複数の演出家によって創立されました。その後、2002年には秋元康原案の映画『シックス・エンジェルズ』で元請制作を開始しました。しかし、同じ年の5月31日には別の関連企業「株式会社セブン・アークス」を設立し、テレビシリーズの制作へと進出していきました。

初めて大きな注目を集めたのは、2004年に放送された『魔法少女リリカルなのは』です。この作品は多くのファンを魅了し、Seven Arcsはテレビアニメ制作の分野で確固たる地位を築くことになります。

企業の進化

2012年4月23日、Seven Arcsは関連会社「株式会社セブン・アークス・ピクチャーズ」を設立し、制作部門をこの新しい会社に移管しました。これにより、Seven Arcsは企画、製作、版権管理などを主な事業とすることになります。

2017年12月26日、TBSホールディングスがアークトゥールスを持株会社とするセブン・アークスグループの完全子会社化を発表し、これに伴って上村修が所有する全株式を取得しました。これにより、TBSグループでのアニメーション事業の強化が図られました。

2019年10月1日には、アークトゥールスとセブン・アークスの二社を合併し、「株式会社Seven Arcs」として再スタートを切りました。これにより、制作体制がより強化されることとなりました。

2022年7月には東京都杉並区上井草に上井草分室を設立し、さらに2023年1月には本社を武蔵野市へと移転しました。このような移転は、企業の成長と発展を支えるための重要なステップです。

主な作品

Seven Arcsは、テレビアニメ、劇場アニメ、OVA、Webアニメ、ゲーム、制作協力など、多様なメディアで作品を展開しています。特に、『魔法少女リリカルなのは』シリーズはファン層を広げ、その人気を不動のものとしています。

関連人物

Seven Arcsに関連する人物には、アニメーターや演出家、制作スタッフが多数います。その中には、制作を務めた江里口武志など、後に独立して新たなスタジオを設立する者もいます。

まとめ

株式会社Seven Arcsは、日本のアニメ制作界において重要な位置を占め、数多くの人気作品を世に送り出してきました。今後も、TBSグループの一員として、さらなる発展が期待されます。

もう一度検索