上井草について
上井草(かみいぐさ)は、
東京都杉並区の北部に位置する地域で、一
丁目から四
丁目までで構成されています。
住居表示が実施されており、閑静な住宅街が広がっています。
地理
杉並区の北部に位置し、北は
西武新宿線を境に井草、南は早稲田通りを境に今川と接しています。東側は環八通りを下井草と、西側は
練馬区と隣接しています。かつては地域内を井草川が流れていましたが、現在は暗渠化され、遊
歩道として整備されています。
歴史
上井草の歴史は古く、縄文時代の遺跡も発見されています。特に井草遺跡から出土した土器は「井草式土器」として知られ、縄文時代早期の標式土器となっています。
江戸時代には、上井草村として存在し、現在の今川、善福寺、桃井、上荻四
丁目、上井草の西部、
西荻北の一部を含む広範囲を指していました。村は「遅野井村」とも呼ばれ、善福寺池や
井草八幡宮は「遅野井」の名が使われていました。
1889年の
町村制施行により、上井草村を含む周辺の村が合併して井荻村となり、後に
井荻町となりました。
1932年には
東京市に編入され、
杉並区の一部となりました。
文化と街づくり
上井草は、多くの
アニメ制作会社が集まる「アニメの街」としても知られています。特に、かつてサンライズの本社があったことから、『
機動戦士ガンダム』を街おこしに活用しており、駅の
発車メロディや駅前の銅像、商店街の装飾など、街の至るところにガンダムの要素が見られます。
かつて
上井草球場があった場所には、現在上井草
スポーツセンターが設置されています。また、
早稲田大学の上井草グラウンドも近くにあり、ラグビー部が使用しています。
地価
住宅地の地価は、
2024年1月1日の
公示地価によると、上井草2-29-3の地点で48万8000円/m²となっています。
2024年3月1日現在、
杉並区の発表によると、上井草の
世帯数と
人口は以下の通りです。
世帯数: データ未提供
人口: データ未提供
交通
町域内には
西武新宿線上井草駅があり、東には井荻駅、西には上石神井駅が近接しています。
事業所
2021年の
経済センサス調査によると、上井草の事業所数と従業員数は以下の通りです。
事業所数: データ未提供
従業員数: データ未提供
主な施設
上井草スポーツセンター
早稲田大学上井草グラウンド
東京都立杉並工科高等学校
多くの
アニメ制作会社(シャフト、
スタジオたくらんけ、
アニメフィルム、ブリッジなど)
その他
上井草の
郵便番号は167-0023で、荻窪郵便局が管轄しています。
まとめ
上井草は、歴史と文化、そして現代的な要素が融合した魅力的な街です。閑静な住宅街としての側面と、アニメ文化の発信地としての顔を併せ持ち、多くの人々にとって魅力的な場所となっています。