Ships (織田哲郎のアルバム)

織田哲郎の5thオリジナル・アルバム『Ships』は、前作ミニ・アルバム『WILD LIFE』から半年を経てリリースされました。7thシングル「愛を探して」と同時発売されたことも話題となりました。

アルバムの特徴

本作は、織田哲郎の幅広い音楽性を堪能できる作品として評価されています。ロック、ポップス、バラードなど、多彩なジャンルの楽曲が収録されており、織田哲郎のソングライティング能力の高さが際立っています。

特に注目すべきは、3曲目の「Wild Heart Beat」です。サックス奏者である古村敏比古が作詞を手がけており、織田哲郎の作曲と古村敏比古の作詞が見事に融合した楽曲となっています。また、6曲目の「Someday/Somewhere」は、後にMAGICがカバーし、織田哲郎がプロデュースしたアルバム『あの夏が聴こえてくる』に収録されたことで、再び注目を集めました。

収録曲について

アルバムはインストゥルメンタルの「introduction」で幕を開け、シングル曲「愛を探して」へと続きます。「Wild Heart Beat」、「Let The Good Times Roll」、「夏の陽炎」など、アップテンポな楽曲が続き、聴く者を飽きさせません。バラード曲「引き潮」や「Someday/Somewhere」では、織田哲郎の歌唱力が際立っています。

アルバム後半も、「HOT LOVE」、「悪夢」、「Night Birds」と、バラエティに富んだ楽曲が並び、ラストは「TIME」で締めくくられます。

参加ミュージシャン

本作には、織田哲郎自身に加え、葉山たけし、大谷哲範、北島健二（FENCE OF DEFENSE）、吉田隆一、岡沢章、伊藤広規、山田亘（FENCE OF DEFNSE）、竜英介、青山純、斎藤ノブ、古村敏比古、山本拓夫、坪倉唯子、古川真一など、豪華なミュージシャンが参加しています。彼らの演奏が、アルバムに深みと彩りを加えています。

織田哲郎の才能が凝縮された『Ships』は、J-POP史に残る名盤と言えるでしょう。

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