SoftBank 202K

DIGNO R 202Kについて

DIGNO R 202K（ディグノ アール ニーマルニケー）は、京セラが開発し、ソフトバンクモバイル（現・ソフトバンク）の第3.9世代移動通信システム（SoftBank 4G）に対応したスマートフォンです。この機種は、DIGNOシリーズとして初めてのソフトバンク向け端末となります。搭載されているOSはAndroid 4.2です。

軽量かつ高耐久の設計

DIGNO R 202Kは、マグネシウム合金製のフレーム、筐体一体成形のバッテリー、および小型化された基板とデバイス配置によって、世界最軽量級の94gを実現しています。加えて、4.3インチのLCDを搭載しているにもかかわらず、幅は60mmに抑えられており、手に持ちやすく、胸ポケットにもしっかり収まります。LCD部には強化ガラス“Dragontrail”が使用されており、軽さと耐久性の両立が図られています。

新しい通話方法

本機種は伝統的な受話口（レシーバー）を省き、その代わりに“SMART SONIC RECEIVER”機能を搭載しています。この機能は、LCD部を振動させて音声を発するもので、耳に当てる位置を気にせず通話が可能です。また、外部環境の騒音を遮断するために、液晶画面を耳に当てることで、明瞭な通話が可能となります。

省電力技術と豊富なセンサ

バッテリーの持続時間を延ばすために、加速度センサを利用した「インテリジェントWi-Fi」機能が搭載されています。この技術により、端末が移動中であると判定されると自動的に無線LANの接続を制御し、通信の安定性を保ちながら電力消費を低減します。また、LCD照度センサ、近接センサ、気圧センサなども搭載されており、利用者のニーズに応じた操作が可能です。

カメラ機能

カメラ機能は外観ほど高スペックではありませんが、メインカメラには810万画素の裏面照射型CMOSセンサーを、サブカメラには32万画素CMOSセンサーを備えています。メインカメラでは、セルフタイマーやマクロ撮影、顔優先AF、フルHD動画撮影など、多様な撮影機能を搭載しており、一般的な撮影ニーズには十分に応えられる性能を提供します。

バッテリーと外部メモリ

バッテリー容量は1,800mAhですが、利用者が取り外すことはできません。外部メモリを使用する際は、同梱されるmicroSDカードリーダーが必要です。また、ワンセグ放送を視聴する場合には同梱のアンテナを接続する必要があります。これらの制約は製品仕様によるもので、注意が必要です。

まとめ

DIGNO R 202Kは、その軽量さと独自の通話機能により、現代のスマートフォンにおける新たな選択肢を提供します。公式発表は2013年5月7日、販売開始は同年7月5日でした。スマートフォンの選定において、その特性をしっかり考慮することで、より適したデバイスを選ぶことができるでしょう。

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