DIGNO

DIGNO（ディグノ）

DIGNO（ディグノ）は、京セラが日本市場に向けて展開しているスマートフォン、タブレット、フィーチャーフォン（一般にガラホと呼ばれる）のブランドです。この名称はポルトガル語で「価値のある」という意味を持ち、ユーザーにとっての大切さや存在感を表現しています。DIGNOブランドは、2011年11月に初号機となるDIGNO ISW11Kが発売されたことでスタートしました。

ブランドの歴史と展開

当初、DIGNOは主にKDDIと沖縄セルラー電話のau向けに供給されていましたが、事業は徐々に拡大しました。2013年7月には、ソフトバンクモバイル向けにDIGNO R 202Kが販売され、その後も2021年6月にはNTTドコモ向けにDIGNO ケータイ ベーシック KY-41Bが提供されました。これにより、日本の主要なキャリア3社全てに製品を供給できるようになったのです。

さらに、DIGNOはウィルコム時代からの流れを汲み、Y!mobileにもフィーチャーフォンを供給しています。最初のモデルは2012年6月にDIGNO DUAL WX04Kであり、以降2014年9月にもDIGNO T 302KCが登場しました。UQ mobile向けにも2016年からDIGNO Lを提供し、次第にユーザー層を拡大していきました。

このように、DIGNOは日本国内で複数のキャリアに対応した多様な端末を展開しており、また一部はMVNO向けやSIMフリーのモデルも確認できます。これにより、スマートフォンの選択肢が広がり、ユーザーのニーズに応える製品ラインを築いています。

製品ラインと特徴

現在、DIGNOシリーズにはフィーチャーフォンや法人向けのスマートフォン、タブレットが多く含まれており、ユーザーにさまざまな選択肢を提供しています。特にフィーチャーフォンは年々需要が減少する中でも、シンプルで使いやすい設計が再評価されている点が特徴です。

DIGNOシリーズには、URBANO PROGRESSOのような関連モデルもありますが、URBANO L01以降はDIGNOシリーズには含まれません。また、GRATINAシリーズやBASIOシリーズなど、京セラの他のブランドも存在することから、それぞれの特徴を持って競争する市場となっています。

イメージキャラクターと製造について

DIGNOの製品イメージキャラクターには、人気のテレビアニメキャラクターが採用されています。たとえば、ドラえもんやルパン三世、スーパーマンといった персонажи が挙げられ、これによって親しみやすさが演出されています。製品自体は、京セラの北海道北見工場でスマートフォンが製造され、フィーチャーフォンは大阪大東工場で作られています。

技術的背景

興味深い点として、DIGNOという名前は、スマートフォンの登場以前にも「ハイグレード・ハンディフォン」として使用された過去があります。そのため、DIGNO ISW11Kはブランドの初号機ですが、厳密に言えばその名が初めて用いられたモデルではないという歴史があります。

DIGNOは、未来の技術革新やトレンドに寄り添いながら、日本のユーザーにとって価値のある製品を提供し続けています。このブランドの進化は、今後の通信機器の発展にも大きな影響を与えることでしょう。

もう一度検索