SoftBank 830P

SoftBank 830Pは、パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発したソフトバンクモバイルの3G携帯電話です。この機種は、先代モデルである820Pの後継として、シンプルで直感的な操作性を重視した設計がなされています。

特徴として、10個のワンタッチ機能を搭載し、頻繁に利用する機能へのアクセスが容易になっています。この操作性は、同社のNTTドコモ向け端末であるP706ieと共通する部分がありますが、機能面ではいくつかの違いが見られます。P706ieにはワンセグとFeliCa機能が搭載されている一方、830PにはGSMローミング機能が搭載されており、海外での利用に対応しています。

また、カメラを活用して、文字などを拡大表示できる機能も備わっており、小さな文字を読む際に便利です。ただし、同社の他のソフトバンクモバイル端末とは異なり、Bluetoothには対応していません。さらに、S!ミュージックコネクトやSD-Audioといった音楽関連の機能もサポートされていません。

ユーザーインターフェース（UI）も、920P以降のパナソニック製ワンセグ搭載機種とは異なり、822P以前のUIが採用されています。これにより、以前のモデルからの乗り換えユーザーにも使いやすい設計となっています。

SoftBank 831Pは、830Pのマイナーチェンジモデルとして登場しました。830Pをベースに、ワンセグ機能が追加されたほか、ワンタッチ機能が12個に増やされています。デザインも若干変更されており、より使いやすく進化しています。

主な機能・サービス



  • - 10個または12個のワンタッチ機能
  • - カメラによる拡大表示機能
  • - GSMローミング機能 (830Pのみ)
  • - ワンセグ機能 (831Pのみ)

歴史




アップデート履歴



830P:

  • - 2009年1月28日：通話中の音声品質に関する不具合を修正
  • - 2009年2月3日：おためしS！速報ニュースの不具合と通話中の音声品質に関する不具合を修正

831P:

  • - 2009年5月26日 (831Pは27日): 全般的な通話品質を向上

共通:

  • - 2011年2月28日：まれに音声発信ができない不具合を修正
  • - 2011年9月7日：ソフトウェアの更新
  • - 2011年11月7日以降：音声ネットワーク最適化に対応するアップデート
  • - 2012年6月15日：国際ローミングに関する不具合を修正

これらのアップデートを通じて、端末の安定性や利便性が向上しました。SoftBank 830Pと831Pは、シンプルなデザインと使いやすさを追求したモデルであり、幅広いユーザーに支持されました。

関連項目




外部リンク



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