P706ie

FOMA P706ie (P-06A)

FOMA P706ieは、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。706iシリーズとして、使いやすさを重視した「ie」シリーズの一つとして展開されました。機種名の「e」は、enjoyやeasyを意味し、そのコンセプトを表しています。

この端末は、通話のしやすさを追求しており、「しっかりトーク」機能で周囲の騒音を抑制し、「ゆったりトーク」機能では相手の声をゆっくりと聞くことができます。また、パナソニック製の携帯電話でおなじみの「ワンプッシュオープンボタン」を搭載し、ワンプッシュで開くと同時に通話を開始、閉じることで通話を終了させることも可能です（設定が必要）。メニュー画面は全階層で拡大文字に対応し、視認性にも配慮されています。

ワンセグ機能も充実しており、パナソニックの液晶テレビ「VIERA」で培われた技術が投入されています。高画質技術「モバイルPEAKSプロセッサー」やフレーム補完技術「モバイルWスピード」により、なめらかで美しいワンセグ映像を楽しむことができます。ボタンは九州大学との共同開発による人間工学に基づいた独立ボタンで、文字も大きめに設計されており、操作性にも優れています。

さらに、「[WORLD WING]」、「DCMX iD」、「FOMAハイスピード」、「Music&Videoチャネル」など、当時の最新サービスにも対応しています。

P-06A

P-06Aは、P706ieの追加モデルであり、STYLEシリーズとして展開されました。端末カラーが変更された以外は、サイズや機能はP706ieと全く同じです。

プリインストールiアプリ

FOMA P706ieには、以下のiアプリがプリインストールされています。

脳problem?
ケータイTOOL7 EX
地図アプリ
楽オク出品アプリ2
iアプリバンキング
Gガイド番組表リモコン
iD設定アプリ
「DCMX」クレジットアプリ
FOMA通信環境確認アプリ

不具合と修正

2009年1月27日には、以下の不具合がソフトウェアの更新によって修正されました（P706ie）。

イヤフォンマイクで通話すると、相手側に相手の声がエコーして聞こえる。
メール宛先一覧画面で特定の操作を行うと、再起動する場合がある。
OFFICEEDエリア表示設定を「ON」にしていても「OFF」に戻ってしまう場合がある。

2011年5月12日には、以下の不具合がソフトウェアの更新によって修正されました（P-06A）。P706ieは2011年6月20日からソフトウェア更新が開始されました。

フォントサイズを変更すると、絵文字の色指定が有効にならない場合がある。

歴史

2008年4月18日 - 電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過。
2008年XX月XX日 - 技術基準適合証明（TELEC）は未確認。
2008年5月27日: F906i・F706i・N906i・N906iμ・N906iL・N706i・N706ie・P906i・P706ie・P706iμ・SH906i・SH906iTV・SH706i・SH706ie・SH706iw・SO906i・SO706i・L706ie・NM706iの開発が発表。
2008年8月15日 - P706ieが発売開始。
2009年1月27日 - P706ieの不具合（前述）を発表、ソフトウェアアップデートを開始。
2009年3月23日 - P-06Aが発表。
2009年3月29日 - P-06Aが発売開始。

関連項目

P705i
P906i
P706iμ
P-03A

外部リンク

P706ie サポート情報
P706ie パナソニック・プレスリリース
P-06A サポート情報
「706ie」シリーズレビュー：“見やすさ”“押しやすさ”で比較する
「706ie」シリーズレビュー：通話品質で比較する
開発陣に聞く
* 開発者インタビュー

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