Spooky graphic

Spooky graphic（スプーキーグラフィック）

Spooky graphicは、「驚きをクリエイトするオバケ集団」をキャッチコピーに掲げる、日本のグラフィックデザインチームです。CGクリエイターのハヤシヒロミ氏、キャラクターデザイナーの梅北稔博氏、グラフィックデザイナーのフジサワトミオ氏らが中心となって活動しており、テレビ番組やゲーム作品を中心に、キャラクターやロゴのデザインを手がけるほか、アニメーションの演出や制作も担っています。

設立と活動の経緯

チームは2003年に、独自のコンテンツを生み出すことを目標に発足しました。結成当初は、前述のハヤシ、梅北、フジサワの3氏に加え、web制作会社（有）ルート代表の竹内良介氏を含む4名が中心でした。

2005年には、東京国際アニメフェアの「クリエイターズワールド」に出展し、自社制作の3DCGアニメーション『Pooky's』が注目を集めました。翌2006年には、この『Pooky's』が動画革命東京の第1次支援作品に選ばれるなど、高い評価を得ています。

主な実績

Spooky graphicはその活動を通じて、様々な分野で数多くの実績を積み上げてきました。特に2008年には、NHK教育テレビで放送された『リトル・チャロ からだにしみこむ英会話』のアニメーションパートにおいて、主人公のチャロを含む全てのキャラクターデザインを担当したほか、アニメーション全体の監督および制作も手がけ、その存在を広く知らしめました。

また、2010年からは東京メトロの車内中づり絵本として、オリジナル作品『ゲンコとひょう太』を不定期で連載しており、一般への浸透も図っています。

チームの仕事は多岐にわたり、テレビアニメ、劇場アニメ、ゲーム、ミュージックビデオ、CMなど、様々なメディアでそのクリエイティブを発揮しています。以下に、その一部をリストアップします。

主な仕事歴

2004年 - テレビアニメ『BECK』（ハロルド作石原作）：CGI監督
2005年 - オリジナルアニメーション『Pooky's』：原作、デザイン、制作
2005年 - So' Fly ミュージックビデオ『DISCO☆DISCO』：キャラクターデザイン、監督、アニメ制作
2006年 - コナミ PSP用ゲームソフト『メタルギアソリッド バンドデシネ』：監督、アニメーション制作
2006年 - 劇場用アニメーション映画『時をかける少女』：CGI監督、CGI制作
2006年 - コナミ PSP用ゲームソフト『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』：映像パート監督、アニメーション制作
2007年 - オリジナルアニメ『どろぼー夫婦』（ライブドアネットアニメ）：制作
2008年 - NHKアニメ『リトル・チャロ』：キャラクターデザイン、アニメーション監督、アニメーション制作
2008年 - コナミ DVD-Video作品『メタルギアソリッド2 バンドデシネ』：監督、アニメーション制作
2008年 - TRICERATOPS ミュージックビデオ『THE LOOONIES』：キャラクターデザイン、監督、アニメーション制作
2008年 - 『SMAP×SMAP』ジングル『ベビスマ』：制作
2008年 - OVA『Batman: Gotham Knight デッドショット』：CGI監督、CGI制作
2008年 - ジェロ楽曲『晴れ舞台』みんなのうた映像：キャラクターデザイン、監督、アニメーション制作
2008年 - コナミPS3用ゲームソフト『メタルギアソリッド4』：Flash映像パートのデザイン、映像演出
2008年 - ミズノ サッカーシューズ web用コマーシャルフィルム『MIZUNO FOOTBALL』：キャラクターデザイン、監督
2009年 - 『天才てれびくんMAX』内映像『MTK』：キャラクターデザイン、監督
2009年 - TBSクイズ番組『オレたち!クイズMAN』：キャラクターデザイン
2010年 - コナミPSP用ゲームソフト『メタルギアソリッド ピースウォーカー』：映像パート演出
2010年 - セガPSP用ゲームソフト『クロヒョウ 龍が如く新章』：映像パート監督
2010年 - DREAMS COME TRUE ミュージックビデオ『LIES, LIES.』：監督、アニメーション制作
2010年 - 東京メトロ 中づり絵本『ゲンコとひょう太』：原作
2010年 - 『アヒル隊長』：10周年新キャラクターデザイン

CG、キャラクターデザイン、グラフィックデザインの専門家が集まるSpooky graphicは、その高い技術力とユニークな発想で、今後も幅広い分野での活躍が期待されます。

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