SynergySP

有限会社SynergySPについて

有限会社SynergySP（シナジーエスピー）は、日本のアニメ制作会社であり、シンエイ動画株式会社の子会社です。1998年に設立され、以来アニメ業界で多様な作品を手がけてきました。その設立は、スタジオジュニオからの独立に起因しており、岡崎稔や前田実、我妻宏ら、かつて東映動画で活動していたメンバーが中心となって始まりました。

設立と初期の歩み

この企業は1998年5月に設立され、その後同年9月24日に有限会社シナジージャパンとして法人化されました。初めのうちは他社からの作画下請けの仕事が中心でしたが、2001年には日本アニメーションと共同で制作した『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』を通じて元請け制作を開始。翌年には日本アニメディアの制作した『爆転シュート ベイブレード2002』にも深く関わり以降、同社制作の作品においてアニメーションの実制作を担当するようになりました。

事業編成と成長

2005年には小学館プロダクションとの共同経営体制に移行し、さらに資本を増強しつつ本社も移転。その際に現在の社名である有限会社SynergySPに変更しました。この後、テレビ東京系列のアニメ枠において『MÄR-メルヘヴン-』『ハヤテのごとく!』『絶対可憐チルドレン』『クロスゲーム』などの作品を制作し、5年連続で同枠のアニメ制作を手がけます。

代表者の変遷

2009年には本社を現在の東京都小金井市に移動。設立以来の代表であった岡崎が退任すると、七野悠里子と出資元の小学館集英社プロダクションの中沢利洋との共同体制が始まります。その後、七野が単独で代表に就任します。この間、かつて在籍していた撮影部門はHORNETSの設立に伴い解散しています。

シンエイ動画の子会社化

2017年にシンエイ動画の子会社となり、代表には増子相二郎が就任しましたが、2022年には加藤良太が新たに代表取締役に就任します。2023年11月には事業の拡大に伴い、管理部門および制作部門の一部を新しいスタジオに移転しました。

事業所情報

有限会社SynergySPの本社スタジオは、東京都小金井市本町5丁目4番1号のSMSビルに位置し、新しく設けられたOZプラザには管理部門と制作部門の一部が存在しています。

役員と関連人物

2023年12月現在の役員には、代表取締役社長の加藤良太を始め、会長の梅澤道彦、取締役の山田俊秀、花島徹、入江武彦などが名を連ねています。過去の代表としては七野悠里子や増子相二郎もいます。

関連企業と作品

SynergySPは多くの著名なアニメを制作し、特に小学館集英社プロダクションやシンエイ動画との関係が強いです。また、かつて同社に在籍していたアニメーターや演出家も数多くおり、アニメ業界において大きな影響力を持っています。

最後に

有限会社SynergySPは、その設立から現在に至るまで、アニメ制作の最前線で成長を続けており、今後の活躍に期待が寄せられています。

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