T-Hawk (プロレスラー)

T-Hawk（ティー・ホーク）

T-Hawk（ティー・ホーク）は、日本のプロレス界で注目される選手であり、その本名は小野寺卓也（おのでら たくや）です。彼は1990年4月30日生まれで、北海道苫小牧市の出身であり、現在はGLEATに所属しています。また、彼の血液型はO型です。

略歴

T-Hawkのスポーツキャリアは高校時代から始まります。彼は駒澤大学附属苫小牧高等学校で野球部に所属し、ブルペン捕手として田中将大選手の球を受けた経験を持ちます。高校卒業後の2009年にDRAGON GATEに入門し、2010年3月29日に「苫小牧 卓也」（とまこまい たくや）というリングネームでプロレスデビューを果たしました。

2011年5月には名前を「トマホークT.T（ティー・ティー）」に変更し、その後DRAGON GATEの最大派閥であるBlood WARRIORSに加入。以降もMAD BLANKEYに所属し、試合を重ねながらキャリアを築いていきました。

1年後の2012年には、谷嵜なおきの怪我によりその試合を代行します。リングネームも『谷崎なおき』に変更し、彼の動きやスタイルを完全に模倣。その後本物の谷嵜が復帰すると抗争が始まり、ついにはトライアングルゲート王座を賭けた試合で勝利を収めることとなります。この激しい抗争は、T-Hawkの名を広める大きな要因となりました。

しかし、2013年にはMr.キューキュー・谷嵜なおきとの「ノンブレ・コントラ・デスティエロ」マッチで敗北し、再びリングネームを変更されてしまいます。その後の試合で敗れながらも谷嵜とのタッグを組むことでDRAGON GATEからの追放を免れますが、その後の勢いを保つのは容易ではありませんでした。

メキシコに渡った後、リングネームを「Tomahawk」に変更し、他の選手とともにミレニアルズを結成。その結果、DRAGON GATEに復帰した際には「T-Hawk」として新たなスタートを切ります。2013年のSummer Adventure Tag LeagueではEitaとのタッグで制覇し、その後オープン・ザ・ツインゲート王座を獲得しました。そして2014年にはトライアングルゲート王座も手中に収め、名実ともにトップレスラーとしての地位を確立したのです。

さらに、CIMAとの抗争を経た後、2015年には新たなユニットVerserkに加入。以降は特に海外での活動を強化し、2019年にはWRESTLE-1チャンピオンシップのタイトルを獲得しました。また、2021年にはGLEATに加入し、さらなる進化を遂げています。

得意技とフィニッシュホールド

T-Hawkは多彩な技術を持つレスラーとして知られています。そのフィニッシュホールドである「ナイトライド」は、相手を高く持ち上げる技で、オクラホマ・スタンピードの要領をを使い、さらにみちのくドライバーIIへの繋がりを持たせた必殺技です。この技は彼の代名詞とも言えるもので、ドラゴンゲートで初めて公開されました。「ナイトライドE.N.D」はその派生技であり、さらに強化された形となっています。

また、T-Hawkは逆水平チョップや走りこんでの膝蹴り「ケルベロス」、変形ボム「ベラクルス」なども駆使し、攻撃のバリエーションを増やしています。彼の打撃は力強く、彼の印象を強める要素ともなっています。

タイトル歴

T-HawkはDRAGON GATEのオープン・ザ・ツインゲート王座やトライアングルゲート王座といったメジャータイトルを数多く獲得しており、WRESTLE-1チャンピオンシップや全日本プロレスのアジアタッグ王座などでもタイトルを保持しています。また、他の選手とのタッグリーグでも成功を収めており、数々の精鋭たちと戦ってきた実績があります。

入場曲

彼の入場曲「Origami」は、Hidetoshi Nishiharaによって作曲され、T-Hawkの華やかな登場に華を添えています。

T-Hawkは今後も日本のプロレス界でその立ち位置を築き上げていくと期待されており、その成長から目が離せません。

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