T2101V

FOMA T2101V (フォーマ・ティー に いち ぜろ いち ブイ)とは

FOMA T2101Vは、[東芝]]によって開発されたNTTドコモの第三世代携帯電話][[端末です。「持って楽しいコンパクトな動画像通信の携帯電話を目指して」というキャッチフレーズのもと開発されました。

この端末は、2101Vシリーズの最後発機種であり、先行機種で指摘されていた弱点が大幅に改善されています。東芝は1998年のTS206以来、約4年ぶりにNTTドコモへ端末を供給しましたが、この端末以降、2009年5月にT-01Aが発表されるまで、NTTドコモへの端末供給は途絶えました。

さらに、T-01Aやその後の後継機であるT-01Bはiモード非対応のスマートフォンであり、東芝の携帯電話事業が2010年10月に富士通の子会社である富士通東芝モバイルコミュニケーションズに移管されたため、結果として、FOMA T2101Vは東芝として最初で最後のiモード対応端末となりました。また、SO902iやD702iが発売されるまで、長らくFOMA端末における唯一のストレートタイプでした。

主な特徴

カメラ: サブカメラは搭載されていませんが、メインカメラが回転式であるため、手前に向けることで自分撮りが可能です。
電池パック: オプションとして電池パックT01が用意されていました（品番：ATS29002）。この電池パックはアドバンストリチウムイオン電池であり、2004年当時は税込1575円で販売されていました。
卓上ホルダ: T2101V向けに設計された卓上ホルダT01（品番：ATS39016）も用意されており、2004年当時は税込1890円で販売されていました。

開発と発売の歴史

2002年1月30日: 東芝技術展にて、本端末の原型となるモックアップが出展されました。
[2002年]]5月21日: テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得しました（工事設計認証番号01XYAA1011）。
2002年5月30日: 電気通信端末機器審査協会(JATE)を通過しました。
2002年9月20日: 正式に発表されました。
2002年9月27日: 発売が開始されました。
2010年3月31日: 電池パックの提供が終了しました。

不具合と対応

2002年10月18日: 省電力画面に切り替わった際に、音声通話、テレビ電話、iモードメールの受信に不具合が発生することが発表され、一時的に販売が中止されました。その後、同年10月30日に販売が再開されました。

参考情報

Mobile：東芝，FOMA端末を参考展示
Mobile：ドコモ、待ち受け125時間の東芝製FOMA発表
* ケータイ新製品SHOW CASE ドコモ T2101V


このように、FOMA T2101Vは、東芝がNTTドコモ向けに開発した、特徴的なデザインと機能を持つ携帯電話端末でした。その後の東芝の携帯電話事業の変遷を語る上で、重要な機種の一つと言えるでしょう。

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