TBS火曜10時枠の連続ドラマの概要
TBS系列で放送されていた火曜10時枠の連続ドラマは、1969年4月から1982年4月まで、
海外ドラマを中心に放送されていました。この枠は、さまざまなサスペンスドラマを通じて視聴者を魅了し、多くの名作が誕生しました。
放送の歴史
このドラマ枠は、1969年の改編時に、朝日放送制作の30分ドラマとドキュメンタリー番組を統合し、1時間の
海外ドラマ枠へと変更されました。初めての放送作品には、『
鬼警部アイアンサイド』や『
スパイのライセンス』などがあり、特に『
刑事コジャック』はその後5シーズンにわたり放送され、主演のテリー・サバラスは一世を風靡しました。サバラスの吹き替えを務めた
森山周一郎もまた、人気声優となりました。
人気作品の紹介
この枠で放送された多くの作品の中でも、特に人気を博したのが『刑事スタスキー&ハッチ』です。このシリーズは、後にTBSが製作した『
噂の刑事トミーとマツ』の元となりました。また、1975年には『
鬼警部アイアンサイド』の放送が継続され、視聴者の関心を集めました。加えて、1975年の腸捻転解消により、近畿地区でのネットワークが変更され、朝日放送から
毎日放送へと移行しました。
編成時間と放送予定
火曜の22時から22時56分までの時間帯で放送されており、1972年から1976年にかけては放送時間が若干短縮され、22時55分までの放送が行われていました。各作品は、シーズンごとに放送され、新しい作品が常に加わる形で視聴者を楽しませていました。
代表的な放送作品一覧
第1期
第2期
- - 刑事コジャック(第2シーズン):1976年10月5日 - 12月28日
- - 刑事スタスキー&ハッチ(第1シーズン):1977年12月20日 - 1978年6月6日
- - 刑事コジャック(第5シーズン):1979年7月3日 - 11月27日
- - 探偵ハート&ハート(第1シーズン):1981年2月3日 - 7月21日
終焉と後の影響
1987年10月に、帯の報道番組『
JNNニュース22プライムタイム』が開始されたことで、この
海外ドラマ枠は終了しました。しかし、この枠で放送された作品は、多くの視聴者の心に残り、今なお懐かしの名作として親しまれています。
まとめ
TBSの火曜10時枠の連続ドラマは、1969年から1982年までの長きにわたる放送を通じて、多くのサスペンス作品を世に送り出しました。日本における
海外ドラマの橋渡し役として、視聴者の娯楽に貢献したこの枠は、今もなおその影響を感じさせる存在です。