TBWA\HAKUHODO

TBWA\HAKUHODO（ティービーダブリューエーハクホウドウ）とは

TBWA\HAKUHODOは、東京都港区に本社を構える外資系の総合広告代理店です。株式会社TBWA HAKUHODOという商号で知られています。この会社は、世界最大の広告会社グループであるオムニコムグループの一員であるTBWA\JAPANと、同じくオムニコムグループのE-GRAPHICS COMMUNICATIONS、そして博報堂が共同で設立しました。

2006年8月に誕生したTBWA\HAKUHODOは、「Disruption（創造的破壊）」という経営理念を掲げています。かつてジュリアナ東京として知られた場所を改築し、オフィスとして利用していることでも注目を集めています。

歴史

日放からTBWA\JAPANへ

TBWA\HAKUHODOの歴史は、1955年に設立された「日放」に遡ります。日放は、日産自動車の専属広告代理店として活動していましたが、ルノーによる日産自動車の買収後、関連企業の売却に伴い、アメリカのオムニコムに買収されました。この買収によって、日放は社員と支店網をそのまま引き継ぎ、1998年にはオムニコム系列のTBWAワールドワイドの一員として「TBWA日放」と社名を変更しました。さらに、2000年には「TBWA\JAPAN」へと社名を変更しました。

TBWA\JAPAN時代

TBWA\JAPAN時代には、「Disruption」の理念を基に、数々の斬新な広告キャンペーンを展開しました。特に、ドイツのスポーツ用品メーカーであるアディダスの「バーティカルフットボール」は、2004年のカンヌ国際広告祭でメディアライオンを受賞するなど、国内外の広告賞を席巻しました。また、日産エルグランドやフリスクといった製品の広告でも、外資系広告会社ならではの革新的なクリエイティブが評価されました。

TBWA\HAKUHODOの設立

2006年8月、TBWA\JAPANはE-GRAPHICS COMMUNICATIONSと社名変更し、一部をTBWA\TOKYO部門として分割しました。同時に、日産自動車のグローバルな広告展開をサポートする「博報堂ジーワン」と統合し、新たにTBWA\HAKUHODOが設立されました。この新会社には、オムニコムグループ傘下のE-GRAPHICS COMMUNICATIONSが40%、博報堂が60%出資しています。

主なクライアント

TBWA\HAKUHODOは、以下の様な著名な企業をクライアントとして抱えています。

アップル
アディダス
ハーゲンダッツ
FRISK
ルノー
日産自動車
ユナイテッドアローズ
クラシエフーズ
日本テレビ
アメリカンホーム保険会社
ミシュラン
ハインツ

博報堂とG1ワールドワイド

TBWA\HAKUHODOは、日産自動車のグローバルな広告を担当するTBWAと、日本国内における日産の広告を担当する博報堂との提携によって誕生しました。TBWA傘下のG1ワールドワイドは、全世界で日産の広告を担当しており、博報堂G1は日本国内での日産広告を担当しています。この提携により、グローバルな視点と日本市場への深い理解を組み合わせた広告戦略が展開されています。

関連会社

TBWA\HAKUHODOは、以下の様な企業と関連があります。

オムニコムグループ
TBWA\CHIAT\DAY
ジェイ・シャイアット
博報堂
I&S BBDO（オムニコムグループ）
DDB（オムニコムグループ）

外部リンク

TBWA\HAKUHODO
TBWA\（英語）


TBWA\HAKUHODOは、革新的な発想と卓越したクリエイティブで、広告業界に大きな影響を与え続けています。

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