THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS

thee michelle gun elephantの軌跡を凝縮したベスト盤『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』

2002年12月25日、日本のロックシーンに大きな足跡を残すバンド、thee michelle gun elephant（ミッシェルガンエレファント）のベストアルバム『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』（ミッシェル・ガン・エレファント グレートフル・トライアド・イヤーズ）がリリースされました。このアルバムは、彼らが所属レーベルを移籍したことを機に発表されたもので、トライアド時代の楽曲を厳選して収録した、まさに集大成と言える作品です。

3枚組BOXと2枚組通常盤の2形態でリリース

発売形態は大きく分けて2種類ありました。一つは初回限定生産10万枚の3枚組BOX『1995-2002』。Disc 1には1995年から1997年までの楽曲、Disc 2には1998年から2002年までの楽曲が収録され、Disc 3にはレアトラックがまとめられています。後に、Disc 1とDisc 2はそれぞれ単品でも発売されることとなりました。

もう一つは2枚組の通常盤で、こちらは3枚組BOXからレアトラックを除いた構成となっています。どちらの形態も、収録されている全ての楽曲はリマスタリングが施され、よりクリアで臨場感あふれるサウンドで、バンドの音楽を堪能することができます。

多彩な楽曲群が織りなす、ミッシェルガンエレファントの音楽世界

収録楽曲は、インディーズ時代のミニアルバム『wonder style』収録の「マシュマロ・モンスター」、代表作『cult grass stars』からの「strawberry garden」「世界の終わり(primitive version)」「I was walkin' & sleepin'」、そしてメジャーデビュー後のアルバム『High Time』『Chicken Zombies』『ギヤ・ブルーズ』『カサノバ・スネイク』『ロデオ・タンデム・ビート・スペクター』に収録された数々の名曲たちが並んでいます。

さらに、シングルカットされた楽曲も多く収録されており、「キャンディ・ハウス」「カルチャー」「ゲット・アップ・ルーシー」「バードメン」「G.W.D」「アウト・ブルーズ」「スモーキン・ビリー」「GT400」「ベイビー・スターダスト」「暴かれた世界」といった、ライブでも人気を博した楽曲たちが、アルバムを彩っています。

中でも注目すべきは、アルバム未収録だった楽曲や、デモ音源、ライブ音源などが収録されたレアトラック集です。「あんたのどれいのままでいい」「スイミング・ラジオ (demo)」「EAT THE TELEVISION (demo)」「夢のマイアミ (demo)」「cisco～想い出のサンフランシスコ (She's gone)【Toe Rag Sessions】」「ドロップ(alternative)」など、ファン垂涎の秘蔵音源が多数収録されているのも、このアルバムの魅力の一つです。

同時発売シングル「太陽をつかんでしまった」

『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』の発売日と同日に、ユニバーサルJからシングル「太陽をつかんでしまった」もリリースされました。レーベル移籍後初のシングルとして、新たな出発を告げる重要な作品となりました。

まとめ

『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS』は、thee michelle gun elephantの音楽性を多角的に楽しめる、まさに決定版と言えるベストアルバムです。彼らの音楽を初めて聴く人にも、長年のファンにとっても、必聴の一枚と言えるでしょう。全28曲（3枚組BOXの場合）に渡る楽曲群は、バンドの成熟した音楽性と、時代を超越した魅力を余すことなく伝えています。

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