TIME TO COUNT DOWN

「TIME TO COUNT DOWN」についての詳細



「TIME TO COUNT DOWN」は、TMNがリニューアル後にリリースした22枚目のシングルです。TM NETWORK|TM_NETWORKからTMNへの変遷を象徴するこの作品は、ジャケットの裏側には『TM NETWORK|TM_NETWORK』と印刷されているのが特徴です。今回のシングルは、前作「THE POINT OF LOVERS' NIGHT」と同様に、マクセルカセットテープ「NEW UDシリーズ」のキャンペーンCMソングとして起用されており、斬新なタイムトラベルのコンセプトが描かれたCMが印象的です。

音楽性と制作の背景



TIME TO COUNT DOWN



この曲は『20世紀最後のカウントダウン』というテーマから生まれた緊張感を表現しています。オープニングは速弾きのピアノソロで始まり、TM NETWORK|TM_NETWORK時代にはあまり取り入れられなかったディストーションギターやダブル・ベース・ドラムが特徴的です。特に、16分音符のバスドラムは山木秀夫による生演奏で、打ち込みではない自然な音色を感じさせます。また、ナイト・レンジャーのブラッド・ギルスが演奏したハードなディストーションギターの音色も圧巻です。

楽曲のAメロにおいては、1番と2番で異なるメロディーとコード進行が用意されています。制作に関わった小室哲哉は、このシングルを通じて「1990年代のシングルとしての新しいパターンを探求していた」と述べており、新旧のロックの要素を融合することに成功したと語っています。

WORLD'S END



「WORLD'S END」では、ハモンドオルガンでスタートし、曲の中で時代の流れを示しています。アレンジは縦ノリ系のドラムとハードロック系のギター、小室のシンセベースによるスラップ奏法が組み合わさっています。宇都宮隆が語るには、オーケストラを聴くとギターが際立って鳴り続けており、どのタイミングでボーカルが入るのかわかりにくいほどのアレンジとなっています。また、斬新な作詞が見られる一方で、坂元裕二がこの曲で作詞家としてデビューしたことも特筆すべき点です。

収録アルバムと関連情報



「TIME TO COUNT DOWN」に収められた曲は、他のアルバムでも多くのバージョンが存在します。アルバムバージョンやライブバージョン、リミックスなど、様々な形でファンに届けられています。以下に、収録アルバムの一部を紹介します：


結論



「TIME TO COUNT DOWN」は、TMNの新たなスターティング・ポジションを示す重要な楽曲であり、斬新なスタイルと音楽性の探索が感じられる作品です。リリース当時の背景や音楽的特徴の理解は、この楽曲をさらに深く楽しむ手助けとなるでしょう。

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