TWWAプロレス中継

『TWWAプロレス中継』について

『TWWAプロレス中継』（ティーダブリューダブリューエー プロレス中継）は、1968年1月から1974年3月までTBS系列で放送されたプロレス中継番組です。この番組は、国際プロレスの試合を中心に放送し、多くのファンに親しまれました。特に毎週水曜日の夕方に放送されることは、家族の時間として視聴する新たなスタイルを提案し、その結果視聴率も好調でありました。

プロレス中継の背景

TBSは1955年の開局以来、プロレス中継を提供してきましたが、日本テレビとの間で競争が繰り広げられました。特に力道山が日本テレビに移籍したことによって、日本プロレスは日本テレビの独占状態を確立。これに対抗する形で、国際プロレスが新たなプロモーションとして登場し、TBSがその放送権を取得。1968年から新時代のプロレス中継が幕を開けることとなりました。

放送の内容と流れ

初回放送は1968年1月3日で、試合は当初モノクロビデオで放送されていましたが、1970年にはカラー放送への移行が行われました。視聴者にとって初のカラーによる生中継となった事件は、金網デスマッチという特別な試合であり、これにより番組はますます注目を集めました。しかし、この金網デスマッチの放送には後の流血シーンに対する自粛が伴い、その影響をもたらすようになります。

視聴率の推移と番組の縮小

番組開始から視聴率は好調の時期が多く、年間ベスト15に入るなど、国際プロレスの試合の魅力は多くの視聴者を引きつけました。しかし、視聴率は時の経過とともに減少傾向を示し、1971年にはスポンサー料の問題から放送時間を短縮せざるを得なくなりました。その後、1972年には日曜日の夕方に枠移動し再び視聴率が低下。

番組の終焉

最終的に1974年にTBSはこの番組の放送を終了する決定をしましたが、その影響で国際プロレスの運営にも影響を与えました。TBSはこの打ち切りを機に、他のプロレス中継から撤退し、その数年後には新たに新日本プロレスの中継を開始することになります。伝説的な番組であった『TWWAプロレス中継』は、現在でも多くのファンに思い出されています。

まとめ

『TWWAプロレス中継』は、日本のプロレス文化に多大な影響を与えた番組の一つです。視聴者の間では、懐かしい思い出として語り継がれ、現在のプロレス中継に与えた影響も無視できません。

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