広瀬香美の『Thousands of Covers Disc1』は、1997年
8月21日に
ビクターエンタテインメントからリリースされた初のカバー・
アルバムです。
広瀬香美自身のルーツや音楽的な趣向が色濃く反映された、バラエティ豊かな選曲が魅力で、
J-POPのヒット曲から洋楽、往年の歌謡曲まで、幅広いジャンルの楽曲を独自の解釈とアレンジでカバーしています。
アルバムには全11曲が収録されており、各楽曲のアレンジを手掛けたのは、日本の音楽シーンを代表する豪華なアレンジャー陣です。それぞれの楽曲の個性を引き出しつつ、
広瀬香美のボーカルの魅力を最大限に活かすような、創造性あふれるアレンジが光ります。
収録曲は以下の通りです。
1.
シーズン・イン・ザ・サン (
TUBEのカバー): 中シゲヲ+Sanoponn編曲。
2.
カリフォルニアの青い空 (アルバート・ハモンドのカバー): 白井良明編曲。日産・セフィーロワゴンCMタイアップ曲で、シングル「夏だモン」のカップリング曲としても収録されています。
3.
いとしのエリー (
サザンオールスターズのカバー):
屋敷豪太編曲。
4.
う・ふ・ふ・ふ (
EPOのカバー):
近田春夫編曲。
5.
Cruising for Bruising (バーシアのカバー): 高木完編曲。
6.
星影の小径 (小畑実のカバー): coba編曲。
7.
天空 (フェイ・ウォンのカバー):
斉藤恒芳編曲。
8.
大都会 (
クリスタルキングのカバー):
東京スカパラダイスオーケストラ編曲。
9.
ここに幸あり (
大津美子のカバー): ASA-CHANG&ホーカーズ編曲。
10.
真夜中のドア〜Stay With Me(Dub Vox) (
松原みきのカバー): ランキン・タクシー編曲。
11.
さよなら夏の日 (山下達郎のカバー):
朝川朋之編曲。
これらの楽曲は、原曲の良さを残しつつも、
広瀬香美ならではの個性が際立つアレンジが施されています。例えば、「シーズン・イン・ザ・サン」は、原曲の持つ夏らしさをより強調した、爽快感あふれるアレンジに仕上がっています。また、「
真夜中のドア〜Stay With Me」は、ダブバージョンとして新たな魅力を引き出しています。
『Thousands of Covers Disc1』は、
広瀬香美の音楽的な幅広さと、卓越した歌唱力を堪能できる作品です。また、豪華アレンジャー陣による、個性豊かなアレンジも聴きどころの一つです。
広瀬香美ファンはもちろん、
J-POPファンにとっても、聴き応えのある1枚と言えるでしょう。