UFC 129

UFC 129: サンピエール vs. シールズ - 大会概要と試合結果

2011年4月30日、カナダ・オンタリオ州トロントのロジャーズ・センターで、UFC史上最大規模の大会「UFC 129: St-Pierre vs. Shields」が開催されました。この大会は、カナダでの開催ということもあり、多くのカナダ人選手が出場したことが大きな特徴です。

特に注目を集めたのは、メインイベントを飾った2つのタイトルマッチです。一つは、UFC世界ウェルター級王者ジョルジュ・サンピエールとStrikeforce世界ミドル級王者ジェイク・シールズによるタイトルマッチ。もう一つは、カナダ出身のマーク・ホーミニックに挑戦者として迎え撃つ、UFC世界フェザー級王者ジョゼ・アルドの防衛戦です。両タイトルマッチともカナダのファンの熱狂的な声援が会場を包み込みました。

さらに、この大会では、元WEC世界ライト級王者ベン・ヘンダーソンがUFCにデビューを果たしました。ヘンダーソンは、長年WECで活躍し、高い人気を誇る実力者。彼のUFCでの初戦は、大きな注目を集めました。

試合結果

大会は、プレリミナリィカード、Spike中継カード、そしてメインカードの3部構成で進行されました。以下に、各カードの主な試合結果をまとめます。

プレリミナリィカード

第1試合（フェザー級）：パブロ・ガーザ ○ vs. × イーブス・ジャボウィン (1R 4:01 フライング・トライアングル)
第2試合（ライト級）：ジョン・マクデッシ ○ vs. × カイル・ワトソン (3R 4:45 KO（左バックハンドブロー）)
第3試合（ミドル級）：ライアン・ジェンセン ○ vs. × ジェイソン・マクドナルド (1R 1:37 三角絞め)
第4試合（バンタム級）：アイヴァン・メンジバー ○ vs. × チャーリー・ヴァレンシア (1R 1:30 TKO（肘打ち→パウンド）)
第5試合（ウェルター級）：クロード・パトリック ○ vs. × ダニエル・ロバーツ (3R終了 判定3-0)

Spike中継カード

第6試合（ウェルター級）：ジェイク・エレンバーガー ○ vs. × ショーン・ピアソン (1R 2:42 KO（左フック）)
第7試合（ウェルター級）：ローリー・マクドナルド ○ vs. × ネイト・ディアス (3R終了 判定3-0)

メインカード

第8試合（ライト級）：ベン・ヘンダーソン ○ vs. × マーク・ボーチェック (3R終了 判定3-0)
第9試合（ライトヘビー級）：ウラジミール・マティシェンコ ○ vs. × ジェイソン・ブリルズ (1R 0:21 KO（左フック→パウンド）)
第10試合（ライトヘビー級）：リョート・マチダ ○ vs. × ランディ・クートゥア (2R 1:05 KO（右前蹴り）)
第11試合（UFC世界フェザー級タイトルマッチ）：ジョゼ・アルド ○ vs. × マーク・ホーミニック (5R終了 判定3-0) ※アルドが初防衛に成功
第12試合（UFC世界ウェルター級タイトルマッチ）：ジョルジュ・サンピエール ○ vs. × ジェイク・シールズ (5R終了 判定3-0) ※サンピエールが6度目の防衛に成功

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ジョゼ・アルド vs. マーク・ホーミニック
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：リョート・マチダ
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト：パブロ・ガーザ

受賞者にはそれぞれ129,000ドルのボーナスが授与されました。

UFC 129は、その規模、そしてタイトルマッチを含むハイレベルな試合の数々によって、UFCの歴史に名を刻む大会となりました。多くのファンにとって、忘れられない一夜となったことでしょう。

もう一度検索