UFC Fight Night: Machida vs. Romero

UFC Fight Night 70: マチダ vs. ロメロ 大会詳報

2015年6月27日、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロック・ホテル&カジノにて、UFC Fight Night 70（別名UFC Fight Night: Machida vs. Romero）が開催されました。当初はブラジルでの開催が予定されていましたが、変更となりアメリカ合衆国フロリダ州を舞台に、熱い戦いが繰り広げられました。

この大会の最大の注目ポイントは、元UFCライトヘビー級王者リョート・マチダと、強豪ヨエル・ロメロによるミドル級マッチでした。両選手の激突に、世界中のMMAファンが熱視線を注ぎました。さらに、キャリア6戦全勝のジョー・メリット選手がUFCデビューを果たしたことも、大会を盛り上げる要素の一つとなりました。

試合結果

大会は、プレリミナリーカードとメインカードで構成され、計9試合が行われました。各試合は白熱した展開を見せ、KO、判定、一本と、様々な決着方法で幕を閉じました。

プレリミナリーカードでは、バンタム級、ウェルター級、78.9kg契約、ウェルター級の4試合が実施されました。

バンタム級：サーワン・カカイがダニー・マルティネスに判定勝ち
ウェルター級：トニー・シムズがスティーブ・モンゴメリーに1ラウンドKO勝ち
78.9kg契約：レアンドロ・シウバがルイス・ゴンザレスに判定勝ち（ゴンザレスの体重超過によりウェルター級から変更）
ウェルター級：アレックス・オリベイラがジョー・メリットに判定勝ち

メインカードでは、フェザー級、ミドル級3試合、ウェルター級、そしてメインイベントのミドル級マッチが行われました。

フェザー級：ハクラン・ディアスがレヴァン・マカシュヴィリに判定勝ち
ミドル級：チアゴ・サントスがスティーブ・ボッセに1ラウンドKO勝ち
ミドル級：アントニオ・カルロス・ジュニオールがエディ・ゴードンにリアネイキドチョークで一本勝ち
ウェルター級：ロレンツ・ラーキンがサンチアゴ・ポンジニッビオに2ラウンドTKO勝ち
ミドル級（メインイベント）：ヨエル・ロメロがリョート・マチダを3ラウンドKO勝ち

大会を彩った賞とカード変更

大会では、白熱した試合を展開した選手に賞が贈られました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ロレンツ・ラーキン vs. サンティアゴ・ポンジニッビオ
* パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：ヨエル・ロメロ、チアゴ・サントス

受賞者には、それぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

また、負傷やビザの問題などにより、当初予定されていたカードに変更がありました。チャス・スケリー選手の代わりにレヴァン・マカシュヴィリ選手が出場するなど、いくつかの変更が発表されました。ハニ・ヤヒーラ vs. 金原正徳、ニキータ・クリーロフ vs. マルコス・ホジェリオ・ジ・リマの試合は、他の大会に延期されました。リック・ストーリー vs. エリック・シウバ、ヴィスカルジ・アンドラージ vs. アンドレアス・スタールの試合は、それぞれシウバ選手のビザ問題、アンドラージ選手の負傷により中止となりました。

まとめ

UFC Fight Night 70は、メインイベントの激闘をはじめ、多くの見どころのある大会となりました。複数の選手が賞を獲得するなど、記憶に残る試合が数多く展開され、MMAファンの記憶に刻まれた大会と言えるでしょう。様々な要因によるカード変更もありましたが、大会全体としては成功裏に幕を閉じました。様々な情報源から結果を確認することができます。UFC公式サイト、MMAPLANET、バウトレビュー、eFight、Tapology、SHERDOG、フロリダ州ボクシング・コミッションのウェブサイトなどを参照ください。

もう一度検索