VINYL

VINYL（ヴィニール）



VINYL（ヴィニール）は、日本のロックユニットで、1995年に誕生し、1999年に活動を停止しました。その独自の音楽スタイルと力強いパフォーマンスで、多くのファンを魅了しました。ここでは、彼らの歴史やメンバー、音楽に焦点を当てて詳しく解説します。

概要・来歴



VINYLの結成は、1995年6月16日に遡ります。元D'ERLANGERのボーカリスト福井祥史と、元黒夢のギタリスト鈴木新が手を組む形で始まりました。鈴木は黒夢を脱退後、時折ソロ活動を模索していましたが、ディレクターから新しいボーカリストを探しているという提案を受け、解散したばかりのSTRAWBERRY FIELDSの福井に声をかけたのが始まりです。彼らのプロデューサーとして、当時の所属事務所HEADWAXの社長であるhideが「すぐに一緒にやれ」と背中を押したことも、VINYL結成の一因でした。

活動初期には様々なステージで演奏を行い、1996年9月には千葉マリンスタジアムで開かれた「LEMONed presents hide Indian Summer Special」に出演し、名を馳せました。翌年1997年には、日清パワーステーションで初のワンマンライブを成功させ、同年11月には1stシングル「とまらない鼓動」でメジャーデビューを果たしました。このシングルは、番組『進め!電波少年』と『進ぬ!電波少年』のエンディングテーマにも起用され、多くの注目を集めました。

1998年12月には、ムーンライダーズの白井良明をプロデューサーに迎えた1stアルバム『Go to VINYL』を発売し、勢いを増しますが、1999年12月31日に活動を停止しました。この時点で、シングル3枚とオリジナルアルバム1枚のレパートリーを残しました。

活動停止から約13年後の2012年5月4日、福井は病気を克服した旧友の呼びかけに応じ、鈴木新とともに一日限りのライブが実現し、特別な瞬間をファンと共有しました。

再結成と最新の動向



さらに、その後、2024年9月14日から16日にかけて開催される第5回浜松どまんなか祭りにて再結成の運びとなり、当初のファンにとっての嬉しいニュースとなりました。同年11月には公式のXアカウントを開設し、12月25日には過去の未発表曲をアナログ盤として予約者向けに先行販売しました。これに続いて、2025年1月29日にはこのアナログ盤が一般販売され、一部の店舗ではメンバーの直筆サイン入り商品も用意され、インストアイベントも企画されました。

メンバー紹介




サポートメンバー



VINYLには、以下のサポートメンバーも在籍しました。
  • - SEELA（Ba）: D'ERLANGERやFiX、ATOMIC ZaZaなど活躍の場を広げています。
  • - JOE（Dr）: 44MAGNUMやZIGGY、hide with Spread Beaver、Mad beaversといったバンドで活動していました。

ディスコグラフィ



VINYLの音楽作品には、シングルやアルバム、未発表曲を収めたアナログ盤もあります。

シングル



タイトル曲以外はアルバムに収録されていません。

アルバム



彼らの音楽に触れることは、90年代の日本ロックの一端を垣間見ることでもあります。VINYLのレガシーは今なお多くのファンに愛され続けています。

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