Verbatim

Verbatim（バーベイタム）とは

Verbatimは、1969年にアメリカで設立された記録メディアのブランドです。当初はミニデータカセットの製造から始まり、1970年代には8インチフロッピーディスクの主要メーカーとして急速に成長しました。

その後、コダックによる買収の可能性もあったものの、提携関係にあった三菱化成が買収。以降、三菱化学メディアが海外市場で使用する製品ブランドとして展開されました。日本では、当初「化成バーベイタム」としてフロッピーディスクやMOなどに使われていましたが、体制変更により一旦姿を消しました。しかし、世界戦略の見直しから2009年に日本市場に再投入され、LED電球など記録メディア以外の製品も展開しています。2019年には三菱ケミカルメディアが事業撤退を発表し、2020年にCMC Magnetics Corporationに売却されました。

歴史

Verbatimの歴史は、1969年に設立されたInformation Terminals Corporationに遡ります。その後、1978年にVerbatim Corporationに社名変更しました。1982年には、三菱化成との合弁会社として「化成バーベイタム株式会社」が日本に設立されました。しかし、1990年に三菱化成がVerbatim Corporationを買収。1994年には、三菱化成と三菱石油化学の合併により三菱化学となり、「化成バーベイタム」を解散し、三菱化成メディアが設立されました。これにより、日本国内での「Verbatim」ブランドの使用は一旦終了しました。

しかし、2009年、三菱化学メディアは日本国内で発売するデータ用光ディスク製品のブランドを「MITSUBISHI」から「Verbatim」に切り替え、日本市場に再投入しました。翌年には、すべての製品ブランドを「Verbatim」に統一しました。また、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアではVerbatimブランドのLED電球の販売も開始しました。

2013年からは、アイ・オー・データ機器が日本国内におけるVerbatimブランド製品の総代理店となりました。2017年には、太陽誘電のブランクメディア事業撤退に伴い、VictorブランドのブランクメディアもVerbatimブランドで発売されることになりました。その後、2019年には三菱ケミカルメディアが記録メディア事業をCMC Magnetics Corporationの子会社へ売却しました。同時に、日本法人Verbatim Japan株式会社が設立され、2020年に事業が移管されました。

製品

Verbatimは、多岐にわたる製品を展開しています。

光ディスク

CD
CD-R（データ用）
CD-RW
音楽用 CD-R
DVD（データ用）
DVD-R
DVD-R DL
DVD-RW
DVD+R DL
DVD（録画用）
DVD-R CPRM対応
DVD-R DL CPRM対応
DVD-RW CPRM対応
Blu-ray Disc（録画用）
BD-R
BD-R DL
BD-R XL
BD-RE
BD-RE DL
長期保存メディア M-DISC
M-DISC DVD-R
M-DISC BD-R
M-DISC BD-R DL
M-DISC BD-R XL

その他

LED電球
USBメモリー
USBケーブル
SDカード
SDHCカード
microSDHCカード
3Dプリンター用フィラメント
マウス

関連事項

三菱ケミカルメディア
アイ・オー・データ機器
JVCケンウッド
CMCマグネティクス

外部リンク

Verbatim（バーベイタム）（日本語）
Verbatim（英語）
* Verbatim Lighting（日本語）

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