W21T

W21T (ダブリューニイチティー) について

W21Tは、東芝および東芝モバイルコミュニケーション（現FCNT）が開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで販売された携帯電話です。

特徴

W21Tは、東芝製端末として初のCDMA 1X WINに対応したモデルであり、A5504TやA5506Tの後継機という位置づけになります。A5506Tをベースに高機能化されており、au向け端末としてはA5504Tに続いてBluetoothを搭載しています。Bluetoothのバージョンは1.1で、新たにOPP(オブジェクト・プッシュ・プロファイル)が追加され、PC連携が可能になりました。また、A5504Tから好評だった「辞スパ」（電子辞書）も搭載されています。

グラフィック面では、3Dグラフィックエンジン「MOBILE TURBO T4G」を搭載し、EZアプリ(BREW)の3Dゲームに対応しています。方向キーにはゲームポインタを装着することで、より細かい操作が可能になります。プリセットコンテンツとして、セガラリー1st Stageが搭載されており、ゲームを楽しむことができました。また、「着うたフル」にも対応しており、イヤホンで約8時間、スピーカーで約6時間の連続再生が可能でした。

音楽コンテンツとしては、プリセットとしてBoAの「JEWEL SONG」とORANGE RANGE|ORANGE_RANGEの「花（short size）」が収録されていました。

沿革

2004年10月13日：KDDIおよび東芝から公式発表。
2004年11月19日：北海道、東北、北陸、関西、中国、四国、九州地方で先行発売。
2004年11月20日：関東、中部、沖縄地方で発売。
2005年5月：販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯エリアのサービス停波により利用不可。

対応サービス・機能

W21Tは以下のサービスと機能に対応していました。

EZ「着うたフル」
EZ「着うた」
EZアプリ(BREW)
EZ待ちうた
EZナビウォーク
EZブック
バーコードリーダー(QRコード対応)
ムービーメール(S/M/L)
EZムービー(S/M/L/LL/QVGA)
Eメールバックグラウンド受信
電子辞書「辞スパ」(同梱のminiSDカードにインストール済)
メディアプレイヤー (BGM再生対応。※Eメールメニューのみ)

関連項目

BoA - 本端末のイメージキャラクター
W31T

外部リンク

KDDI au: オンラインマニュアル > W21T
KDDI: ニュースリリース No. 2004-188
KDDI: ニュースリリース No. 2004-188 別紙2: 新しい携帯電話の詳細

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