W43K

W43Kは、京セラが開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで販売されていたCDMA 1X WINの携帯電話です。

特徴
W43Kは、W41Kの後継機種として位置づけられ、「DBEX」と「BBE M3」を搭載することで、音楽機能が大幅に強化されました。特に注目すべきは、充電台にウーファーが用意されている点で、これにより、より迫力のあるサウンド体験が可能になりました。

また、操作性の向上に貢献しているのが、センサーリングキーの搭載です。このキーにより、再生、停止、選曲といった基本的な操作を4方向キーで行えるだけでなく、指で軽くなぞることでプレイリストの選択やボリューム調整も直感的に行えます。

auの京セラ製端末としては初めて、「EZ FeliCa」と「au ICカード（R-UIMカード）」に対応したことも、特筆すべき点です。

デザイン面では、背面パネルがオーディオ用スピーカーシステムのエンクロージャー前面バッフル部のサランネットをモチーフにしており、スタイリッシュな外観を実現しています。

沿革
2006年8月28日、KDDIおよび京セラから公式発表が行われました。
同年10月6日には、全国で一斉に発売が開始されました。
しかし、2007年2月には販売が終了しています。

対応サービス
W43Kは、以下のauサービスに対応していました。

au LISTEN MOBILE SERVICE
EZ「着うたフル」
EZ「着うた」
Hello Messenger
安心ナビ
赤外線通信
EZアプリ (BREW)
EZ待ちうた
[EZナビウォーク]
EZ助手席ナビ
EZチャンネル
EZ・FM
EZ FeliCa
EZブック
バーコードリーダー&メーカー(QRコード対応)
ムービーメール(S/M/L)
EZムービー(S/M/L/LL/QVGA)


不具合と修正
W43Kでは、以下の不具合が確認され、ケータイアップデートによって修正されました。

2006年12月28日
着うたフル再生中に、途中で再生が停止する場合がある。
EZサービスの初期設定に失敗し、Eメールを受信できない場合がある。
2007年7月26日
オートロック再設定時、オートロック一時解除中に待受画面でCメール・Eメールを受信するとオートロックの再ロックが自動で行われない場合がある。
ホットインフォ受信時の着信音（イルミネーション含む）が、誤った着信音（イルミネーション）になる場合がある。
au ICカードの瞬間的な接触不良により、電源が切れる場合がある。
2008年8月22日
稀に、ケータイサイトの会員登録や登録済サイトへの接続ができない場合がある。
2009年2月3日
法人向けサービス「ビジネス便利パック/GPS MAP」において、業務連絡機能が正しく動作しない場合がある。


その他
テレビドラマ『アンフェア the special コード・ブレーキング～暗号解読』では、香川照之氏が本機種を使用しましたが、ドラマ用に特注されたブルーターコイズとシャイニーシルバーの2トーンカラーでした。

関連項目

携帯電話
au（携帯電話）
京セラ
CDMA 1X WIN

外部リンク
au

注
この記事は、W43Kに関する情報をまとめたものです。

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