W43SA

「W43SA」は、三洋電機（現京セラ）が開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドから発売されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。このモデルは、前機種であるW33SA/W33SA IIの後継として、折りたたみ式のワンセグ端末として登場しました。

デザインと特徴

W43SAの最大の特徴は、そのデザインと機能のバランスです。アナログチューナーは廃止されましたが、ワンセグ機能が大幅に強化され、外部メモリーへの録画が可能になったほか、連続で4時間40分の視聴が可能になりました。また、EZケータイアレンジやデコレーションメールといった新しいサービスにも対応しています。

液晶画面は2.4インチで、広視野角と高精細を謳うIPS液晶を採用。これにより、より鮮明な映像を楽しむことができます。ただし、W33SAシリーズに搭載されていた回転2軸ヒンジ機構は省かれたため、ワンセグを視聴する際は常にフォルダを開いた状態にする必要があります。このため、W43SAはハイエンドモデルというよりも、実用性を重視した普及機として位置づけられています。

開発時期が2006年度モデルの後期にあたるため、W5xシリーズ（2007年度モデル）で本格採用された一部機能（EZケータイアレンジや2GBまでのmicroSDカード対応など）を先行して搭載していたり、auと合併したツーカーの携帯電話サービス終了に伴う無料移行機種に採用されたりしたため、W4xシリーズの中では比較的長く販売されました。

特に、発表時に話題となったのが、携帯電話としては珍しい木目調のカラーバリエーションです。これにより、他の機種とは一線を画す独特のデザインを実現しています。

対応サービス

W43SAは、多彩なサービスに対応しており、ユーザーは様々な楽しみ方ができます。

• - EZケータイアレンジ
• - クイズdeトレーニング
• - with Disney!（ライオンキング）
• - デコレーションメール
• - パシャ文字／うごモジメール
• - au LISTEN MOBILE SERVICE
• - EZ着うたフル
• - SD-Audio (AAC)
• - EZ FM
• - EZテレビ
• - ワンセグ機能

- 受信チャンネル: 13～62ch
- 音声出力: ステレオ
- 連続視聴時間: 4時間40分（DBEX機能「OFF」設定時）
- 最大録画時間: 約10時間（2GBのmicroSDメモリーカード使用時）

不具合と修正

W43SAには、発売後にいくつかの不具合が確認され、ケータイアップデートによって修正が行われました。

• - 2007年3月29日:

- ワンセグの音声出力先をスピーカまたはオートに設定し視聴すると、スイッチ付きイヤホンマイクのスイッチを使った発着信ができなくなる場合がある。

• - 2008年8月22日:

- まれに携帯サイトの会員登録や登録済サイトへの接続ができない場合がある。



これらのアップデートにより、W43SAはより安定して使用できるようになりました。

関連情報

W43SAは、以下の関連情報と深く関わっています。

• - 携帯電話
• - au（携帯電話）
• - 三洋電機
• - 京セラ
• - CDMA 1X WIN

外部リンク

• - W43SA - SANYOケータイアリーナ (KYOCERA)
• - au by KDDI
• - KDDI au: オンラインマニュアル > W43SA

これらの情報を総合すると、W43SAは、ワンセグ機能を強化しつつ、実用性を重視した使いやすい携帯電話だったと言えるでしょう。

もう一度検索