W43S

W43S (ダブリューよんさんえす)

W43Sは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現ソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで展開されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。

特徴

W43Sの最大の特徴は、背面にある12個のLED「あかり」です。この「あかり」は、着信状況を光で知らせる機能で、不在着信、不在Cメール着信、不在お知らせ受信、不在Eメール着信を、それぞれ異なる位置のLEDで表示します。点灯パターンは「やわらか」「かろやか」「はなやか」の3種類から選択でき、Style-Upパネル（別売）を使用すれば外装だけでなく「あかり」の形状も変更可能です。

ディスプレイには、2.7インチ、432×240ドットの「フルワイド液晶」が採用されています。これは、ワイドQVGA（240×400ドット）よりも大きく、縦横比は9:5とワイドテレビ（16:9）よりも縦長です。さらに、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」の高画質エンジンを携帯向けにした「RealityMAX」を搭載しており、高画質な映像体験を提供します。このRealityMAXは、W44SやNTTドコモ向けのSO903iにも搭載されています。

また、W32SやW41Sではディスプレイ側に内蔵されていたFeliCaチップが、本機種から多くの他社製端末と同様に本体側に移動しました。

沿革

2006年6月7日：技術基準適合証明（TELEC）認証を取得。
2006年6月23日：電気通信端末機器審査協会（JATE）認定を取得。
2006年8月28日：KDDIから発表。
2006年9月14日：中国地区にて先行発売。
2006年9月15日：中国地区以外の地域で発売。

対応サービス

W43Sは、以下のサービスに対応していました。

PCサイトビューアー
au LISTEN MOBILE SERVICE
着うたフル
EZ着うた（ハイクオリティステレオ）
EZナビウォーク（声de入力）
EZ・FM
EZ FeliCa
Hello Messenger
赤外線通信
EZアプリ (BREW)
安心ナビ
ペア機能
GLOBAL EXPERT
メモリースティックオーディオ (ATRAC3/ATRAC3plus)

不具合

発売後、以下の不具合が確認され、ケータイアップデートによって修正が行われました。

2006年9月28日修正

W43S以外のメモリースティックDuo対応機種で受信したEメールをMS Duoに保存し、W43SでMS Duo内のEメール受信ボックスにアクセスすると、メールが重複表示される、または「読込中」のままになる。
メールやメモ帳などの編集時に、文字列のコピーや切り取りを行うと、電源がリセットされる、またはコピーした文字列を貼り付けられない場合がある。

2006年12月13日修正

キーレスポンスが悪化する、またはEZアプリメニューの表示切替が保存できなくなる場合がある。
Eメールの添付ファイルが自動受信できなくなる場合がある。
EZサービスの初期設定に失敗し、Eメールが受信できない場合がある。

2008年3月25日修正

特定の操作を行うと、Eメール送信履歴が消去される場合がある。
電子書籍ファイル再生時に電源がリセットする場合がある。
EZwebで着うたをストリーミング再生すると、タイトルが表示されない場合がある。

関連項目

W32S：先代機種
W51S：後継機種
携帯電話
au（携帯電話）
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
* CDMA 1X WIN

脚注

au by KDDI

W43S 製品アーカイブ - ウェイバックマシン

KDDI au: オンラインマニュアル > W43S

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