WX04SH

AQUOS PHONE es WX04SH概要

AQUOS PHONE es WX04SHは、シャープが手掛けたワイモバイル（旧ウィルコム）向けのAndroid搭載PHS／3Gデュアルモード端末です。このモデルはAQUOS PHONEシリーズの初めてのウィルコム向け端末として、性能やデザインが高く評価されています。

特徴と機能

WX04SHは、ソフトバンクモバイル向けに発売されたAQUOS PHONE ss 205SHを基本に設計されており、490万画素のカメラを搭載しています。ただし、放射能測定機能は省かれています。プリインストールされているアプリケーションやアクセサリは205SHとほぼ互換性があり、多くのアクセサリを使い回すことが可能です。

通信面では3Gプラチナバンドに対応しており、SoftBank 4G (AXGP)には対応していません。ウィルコム向けスマートフォンが販売されるのは、HYBRID W-ZERO3 WS027SH以来、約3年8ヶ月ぶりとなりました。発売当初は「ウィルコム」ブランドで販売され、その後Y!mobileへのブランド移行が行われましたが、従来のウィルコムブランド名で続けられていました。しかし、特定の料金プランの終了に伴い、2015年9月30日に販売が終了しました。

料金プランと契約条件

AQUOS PHONE es WX04SHに対応する料金プランは「ウィルコムプランLite」および「ウィルコムプランD+」に限定され、他のプランでは契約できません。契約期間は3年間で、プランの変更も機種変更を伴わない限りできません。2014年8月1日にはY!mobileが新たに発足し、同時に料金プランの内容が見直され、新しい「スマホプラン（タイプ3）」へと移行できるようになりました。従来のウィルコムプランから新プランへ移行する際には、割引が適用されなくなることがあります。

データ通信とネットワーク

WX04SHは、PHSと3G ULTRA SPEED（DC-HSDPA方式）のデュアルデータ通信をサポートしています。テザリングはPHSデータ通信のみ利用可能で、オプション契約は不要です。PHS通信は契約プランのデータ容量に影響せず、通信速度制限の対象にもなりません。一方、3G通信は契約内容に限られた速度制限があります。

2015年末には4G LTEのサービス拡充に伴い、3Gサービスの一部終了が予告され、影響を受けるエリアでは通信速度が低下する可能性があります。

音声通話とメール機能

音声通話はPHSと3Gで利用可能で、ユーザーは設定で発信時の優先回線を選択できます。通話料金は、3Gは一律30秒/21円ですが、PHS通話は定額プランに基づく料金が適用されます。また、3G番号はMNPにも対応しています。

メール機能は、wcm.ne.jp及びymobile.ne.jpのアドレスのみ利用可能で、事前に設定している場合は新しい機種に移行することで利用再開が可能ですが、未設定では使用ができません。

その他の機能

WX04SHは、省電力技術「エコ技」を搭載し、効果的にバッテリー寿命を延ばすことができます。ただし、バッテリーは取り外しができず、交換には修理が必要です。最初から特にプリインストールされているアプリはなく、ユーザーのニーズに応じてカスタマイズすることが求められます。全体として、WX04SHは多機能でありながら高い性能を持ったスマートフォンと言えるでしょう。

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