Xperia 5 (SoftBank)

Xperia 5（エクスペリア ファイブ）

概要

Xperia 5は、ソニーモバイルコミュニケーションズが開発したSoftBankブランドのスマートフォンで、国内市場向けの特別なローカライズモデルです。このモデルは、SoftBankの第3.9世代移動通信システムに対応したHybrid 4G LTEスマートフォンで、モデル番号は901SOとなっています。Xperia 5は、Xperiaシリーズのフラッグシップモデルとして位置づけられ、2019年の秋冬商戦に向けて新製品として発表されました。また、Xperia 1の後継モデルでもあり、先進的な技術が採用されています。

この機種は、21:9の比率を持つHDR対応の有機ELディスプレイを搭載しており、映像処理エンジン「X1 for mobile」によって高品質の映像体験を提供します。カメラ機能については、トリプルレンズセッティングを採用しており、標準、望遠、および超広角の撮影モードを切り替えることが可能です。性能的には、Xperia 1とほぼ同等ですが、標準カメラに関してはメモリ内蔵型のセンサーが搭載されていないため、スーパースローモーション動画の撮影機能は利用できません。

デザインにおいては、フレームにアルミニウムを使用し、前面と背面パネルにはGorilla Glass 6を施しています。日本国内向けのバリエーションとしては、ROM容量が64GBのモデルのみが展開されています。また、ボディカラーにはグレー、ブルー、レッドの3色が用意されており、国内版にはグローバルモデルに存在するブラックは含まれていません。なお、本機ではかつて日本国内向けのXperiaに搭載されていた「POBox Plus」という日本語入力システムが採用されていないため、ユーザーはGoogle製のGboardを使用することになります。

主な機能

Xperia 5は、洗練されたデザインと高度な機能を兼ね備えたデバイスです。特に、そのディスプレイ技術は特筆に値します。21:9のアスペクト比での映像表示が可能で、映画や動画の視聴時に臨場感を高めます。また、トリプルカメラは多様な撮影シーンに対応するための優れた選択肢を提供しており、ユーザーは創造的な撮影を楽しむことができます。これにより、一般的なスナップショットから専門的な写真撮影まで幅広く対応できます。

歴史

Xperia 5の発表は、2019年9月5日にスペイン・バルセロナで開催された国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2019」において行われました。この際、グローバルモデルの発表が行われ、国内市場での販売も予告されました。その後、2019年10月17日にソフトバンクとソニーモバイルから正式な発表があり、10月25日には販売が開始されました。また、2020年1月16日にはAndroid 10へのアップデートが配信されるなど、発売後も継続的なサポートが行われています。

関連項目

Xperia 5は、ソニーモバイルが展開するXperiaシリーズの重要なモデルです。その兄弟機種には、Xperia 1（SoftBankモデル）や、NTTドコモ向けのXperia 5 SO-01M、KDDI向けのXperia 5 SOV41などがあります。これらはすべて、異なる通信キャリア向けに調整されたモデルです。

外部リンク

• - Xperia 5 | モバイル | ソフトバンク
• - Xperia 5 | ソニーモバイルコミュニケーションズ

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