YOSHIYA

YOSHIYA（ヨシヤ）こと山下義也は、1976年12月21日に東京都武蔵野市で誕生した、身長185cm、体重107kgの体格を誇る元プロレスラーです。元女子プロレスラーの長嶋美智子氏を妻に持ちます。

彼のプロレスキャリアは1997年8月12日、IWA・JAPANでのデビューに始まります。この時のリングネームは本名の山下義也で、佐藤竜騎士選手と対戦しました。その後、リングネームをYOSHIYAへと変更しました。

2001年にはIWA・JAPANを離れ、フリーランスとして活動を開始。特にGENTARO選手とのタッグチームでその名を広め、タッグ戦線での実力を示しました。

2002年、TAKAみちのく氏のスカウトを受け、KAIENTAI DOJO所属となりました。当初は同じく長身の筑前りょう太選手、ジョー赤山選手と共に「千葉ポートタワーズ」を結成し、タッグチームとして活動しました。

2005年には古巣であるIWA・JAPANへの参戦を再開。かつて抗争を繰り広げたアップルみゆき選手と思わぬタッグを結成し、「スラムローズ」として活動しました。同年12月23日には、このタッグでWEWハードコアタッグ王座を獲得するなど、ハードコア戦線での活躍も目立ち始めます。

しかし2006年、YOSHIYA選手はアップルみゆき選手を裏切り、大石真翔選手、旭志織選手、バンビ選手らと共にヒールユニット「Ω（オメガ）」を結成。キャリアの中でヒールとしての側面も見せました。

2007年に長期の休業期間に入りますが、2008年のKAIENTAI DOJO6周年記念興行でリングに復帰。復帰後は再びアップルみゆき選手と「スラムローズ」を再結成し、「Ω」から離脱しました。この再結成タッグでもWEWハードコアタッグ王座を再び獲得しましたが、パートナーであるアップルみゆき選手は団体を退団することとなります。

2009年には山縣優選手、関根龍一選手と共に「山下一家」を結成し、活動を展開しました。

2010年に入ると山下一家は解散。体調不良を理由に、リングへの登場は限定的なスポット出場となりました。

そして2012年9月19日、現役引退を表明。同年10月14日に後楽園ホールで開催された大会を最後に、プロレスラーとしてのキャリアに終止符を打ちました。

現役時代に柔道整復師の資格を取得していたYOSHIYA選手は、引退後、故郷である武蔵野市で「マイティイ治療院」を開業し、第二の人生を歩んでいます。

得意技としては、強烈な「ビッグブーツ」、相手を持ち上げる「チョークスラム」のほか、チョークスラムの体勢からシットダウン式のパワーボムへと移行するオリジナルの「アンダー・ザ・マウンテン」があります。「Ω」加入後には、座り込んだ相手の顔面に蹴りを放つ「ダブルクロスブーツ」をフィニッシャーとして使用しました。

これまでに獲得したタイトルには、DDTプロレスリングの第4代KO-Dタッグ王座（パートナー：GENTARO）、第1回プロレス甲子園優勝、KAIENTAI DOJOの第6代STRONGEST-K TAG王座（パートナー：MIYAWAKI）、第13代UWA&UWFインターコンチネンタルタッグ王座（パートナー：GENTARO）、そして通算6度にわたるWEWハードコアタッグ王座などがあります。また、K-AWARDにおいて年間最高試合賞（タッグマッチ部門）を2005年と2009年に受賞しています。

リングへの入場時には、「CASINO DRIVE」（初代）、「Nine Lives」（2代目）、「Texas op & S.O.S」（3代目）といったテーマ曲が使用されました。

プロレス関連番組の「プロレスKING」（GAORA）や、教育番組の「ピタゴラスイッチ」（NHK）、バラエティ番組の「中居正広の金曜日のスマたちへ」（TBS）など、テレビ番組への出演経験もあります。

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