つくばセンター

つくばセンター: 交通の要所

つくばセンターは、茨城県つくば市吾妻一丁目に位置するバスターミナルで、つくば駅と直接接続されています。この施設は1985年に開設され、国際科学技術博覧会（科学万博）に伴い、筑波研究学園都市の交通の拠点として設けられました。その後、周辺地域の発展に伴い、交通の中心として重要な役割を果たしています。

概要

開設と歴史

つくばセンター交通広場は、1985年3月14日に完成し、当初から「つくばセンター」という名称が使われています。筑波エクスプレスの開業に伴い、交通広場の名称が「駅前広場」に変更され、現行のバス停名としても「つくばセンター」が使われ続けています。一部の業者では「つくばセンター（TXつくば駅）」と併記されることもありますが、正式には「駅」と名乗っていません。

バス路線

つくばセンターでは、地域内および周囲の都市に向けた各種バス路線が運行されています。筑波山や筑波大学といった観光地への一般路線バスや、地域コミュニティを対象にした「つくバス」、さらに東京や空港、さらには長距離高速バスも含まれ、多岐にわたる乗り物が集まります。これにより、つくば市は交通のハブとしての役割を果たしています。

駅前広場

現在の駅前広場は、2008年から2010年にかけての再整備工事によって新たに整備されました。バスターミナルは屋外型で、周辺にバス乗り場が配置され、中央にはタクシープールが設けられています。バスの出入口は一箇所のみで、一般車両の乗り入れは禁止されています。そばにはキスアンドライド用の駐車場もあり、短時間の預け入れに便利です。この駐車場は20分以内は無料で利用可能です。

広場周辺には自転車駐車場や規模の大きな駐車場も完備されています。また、駅前広場とつくばセンター広場は別の場所であり、つくばセンタービル前の広場の名称を指しています。

バス乗り場の構成

それぞれのバス乗り場は、具体的な行き先に応じた運行が行われています。

• - 1番のりば：筑波山へ向かう「筑波山シャトルバス」
• - 2番のりば：つくバスの上郷シャトルと南部シャトル
• - 3番のりば：つくバスの北部シャトルと小田シャトル
• - 4番のりば：研究学園地区や荒川沖駅向けの一般路線
• - 5番のりば：土浦市や下妻市方面行きの一般路線
• - 6番のりば：筑波大学構内を経由する路線
• - 7番のりば：東京駅行きの高速バス
• - 8番のりば：様々な路線バスや急行バス
• - 9番のりば：イベント用臨時バス専用乗り場

各乗り場には運行スケジュールが掲示されていますが、アナウンス設備は基本的には存在せず、バスからの音声案内のみとなっています。

周辺施設

つくばセンターの南側には、複合商業施設「BiViつくば」があります。この施設はつくば市が建設したもので、商業店舗や公共施設が併設されています。2015年には関東鉄道のサービスセンターもここに移転しました。また、来客向けのインフォメーションセンターも設置されており、地域の情報を提供しています。

まとめ

つくばセンターは交通の要所として機能し続けており、周辺の発展や利用者のニーズに応じた施設とサービスを提供しています。市内外へのアクセスを容易にし、観光やビジネス利用とも深く関わる重要な拠点であり、この地での生活や訪問をする多くの人々の期待に応える存在となっています。

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